❌「Although But」はなぜ間違い?TOEICがよく出す“つなぎ言葉”のワナ

英語には、「文と文をつなぐ言葉(接続語)」があります。
例えば:

  • “He was tired, but he kept working.”(彼は疲れていたが、働き続けた)

  • “She studied hard. As a result, she passed the test.”(彼女は一生懸命勉強した。その結果、合格した)

  • “I like him, although he’s a bit arrogant.”(彼のことは好きだけど、ちょっと傲慢だ)

TOEICでは、こうした“つなぎ言葉”を正しく選べるかをよくテストします。
特によくある間違いは、「意味が似た単語を2つ同時に使ってしまう」ことです。

❌ 例:TOEICでひっかけられる文

Although he was late, but he still finished the project on time.”
(彼は遅れたけど、それでもプロジェクトを時間内に終えた)

ぱっと見は正しそうですが、これは❌不正解です。
理由は簡単:「although」と「but」は**同じ意味(対比)**なので、どちらか1つしか使えません

✅ 正しい文:

  • Although he was late, he still finished the project on time.”

  • “He was late, but he still finished the project on time.”

どちらか1つを選べばOKです。両方使うと間違いになります。

🎯 TOEIC形式の例題

“_____ he was tired, he stayed late to help the team.”
(A) Because
(B) Although
(C) Therefore
(D) So that

意味を見ると、「疲れていたが、それでもチームを助けた」と対比なので、
✅正解は (B) Although

🧠 ポイントは「意味のつながり」

難しい文法用語を考える必要はありません。
TOEICで問われるのは、「文と文の関係がどうなっているか」を見抜く力です。

以下のように考えてみてください:

  • 2つの文が「逆の内容」なら → but, although, even though, however

  • 「原因 → 結果」なら → so, therefore, as a result

  • 「理由を説明」するなら → because, since, as

  • 「時間の流れ」なら → then, afterwards, while

例えば:

  • “He was tired, but he stayed.”(対比)

  • “She worked hard. Therefore, she passed.”(結果)

  • “I studied. Then I relaxed.”(時間)

  • “We understood because he explained.”(理由)

⚠️ よくある間違いパターン

❌ althoughとbutを両方使う

✖️ Although she was sick, but she came to work.
✅ Although she was sick, she came to work.

❌ 意味に合わない接続語を使う

✖️ He didn’t study. Therefore, he passed the test.
✅ He didn’t study. But he passed the test.

❌ becauseとsoを一緒に使う

✖️ Because I was hungry, so I ate.
✅ Because I was hungry, I ate.
✅ I was hungry, so I ate.

✅ まとめ:意味を読めば正解が見える

TOEICでは、「単語の意味」よりも「文と文の関係(ロジック)」が大事です。

選択肢を見て迷ったら、こう考えてください:

❓ この2つの文は、逆のことを言っている?それとも理由や結果?

それが分かれば、正解の接続語も自然に見えてきます。

FAQ — 対比・接続語(although / but / however) Q: althoughとbutの違いは? A: どちらも「対比」を表しますが、同時に使うのは間違いです。1つだけ選びましょう。 Q: althoughとbutは一緒に使えますか? A: いいえ。TOEICではこのミスがよく出ます。どちらか片方だけを使ってください。 Q: althoughとhoweverはどう違いますか? A: althoughは文の中で使います。howeverは新しい文の始まりに使われることが多いです。 Q: howeverとthereforeの使い分けは? A: howeverは「対比」、thereforeは「結果」を表します。意味の流れを読んで選びましょう。 Q: TOEICで接続語の問題に強くなるコツは? A: 文と文の「関係」を見抜くことがカギです。対比・理由・結果などを意識して選びましょう。 Q: becauseとsoは一緒に使っていい? A: ダメです。理由と結果の両方を一度に言ってしまうので、どちらか一方だけを使いましょう。 Q: even thoughの使い方がよく分かりません。 A: 問題や困難があっても何かが起きた時に使います。althoughと似ていますが、やや強調の意味があります。 Q: becauseとsoの違いは? A: becauseは「理由」、soは「結果」を表します。TOEICではこの違いをよく問われます。 Q: althoughとeven thoughは同じ意味ですか? A: ほぼ同じですが、even thoughの方が感情的に強調されることが多いです。 Q: althoughで文を始めてもいい? A: はい。ただし、後半で文をきちんと完結させる必要があります。 Q: なぜ“although but”はTOEICで間違いなの? A: 2つとも同じ「対比」の意味なので、重ねると不自然で文法的にも誤りになります。 Q: 英語で対比を表す単語には何がありますか? A: but, although, even though, however, yetなどがあります。 Q: soとthereforeの違いは? A: 意味は似ていますが、soはカジュアルで文中に使います。thereforeはフォーマルで文頭に使うことが多いです。 Q: “but however”と一緒に使ってもいい? A: いいえ。どちらも「逆の意味」を表すので、どちらか一方だけを使いましょう。 Q: althoughとbutはどちらが強い? A: althoughの方がフォーマルで文の一部として使われます。butはより一般的で使いやすいです。 Q: becauseの反対って何? A: 正確な「反対」はありませんが、becauseが「理由」を示すのに対して、soやthereforeは「結果」を示します。 Q: TOEICの問題で正しい接続語を選ぶには? A: 文の前後の意味関係をしっかり読み取りましょう。対比、理由、結果のどれかが分かれば答えも見えます。 Q: TOEICでひっかけやすい接続語のパターンは? A: 意味が重なる単語を2つ同時に使う(although + butなど)、または文の意味に合わない語を選ぶことです。 Q: whileはalthoughの代わりに使えますか? A: ときどき使えます。whileは「同時進行」や「対比」どちらの意味にもなるので文脈次第です。 Q: despiteとalthoughの違いは? A: 意味は似ていますが、despiteの後は名詞、althoughの後は文が続きます。TOEICでよく出る違いです。