TOEIC Vocabulary Habit
自分だけの英英辞書を作る:TOEICで使える語彙力の育て方
TOEICの語彙学習では、単語をたくさん覚えるだけでは不十分です。大切なのは、覚えた単語を文の中で素早く判断できる状態にすることです。
自分だけの英英辞書は、新しい単語を「日本語訳で覚える」だけで終わらせず、英語の意味、使い方、よく出る場面と一緒に整理するための習慣です。
この方法の目的:単語を増やすことだけではありません。TOEICの問題文や選択肢の中で、その単語を使える状態にすることです。
自分だけの英英辞書とは
自分だけの英英辞書とは、学んだ単語やフレーズを、自分が理解できる簡単な英語で整理するノートです。紙のノートでも、デジタルメモでも構いません。大切なのは、ただ写すのではなく、自分の言葉で整理することです。
新しく学んだ単語や、TOEICでよく見る表現を書きます。
難しい辞書の説明ではなく、自分が理解できる短い英語で意味を書きます。
会議、予約、注文、締め切り、案内など、TOEICで出そうな文にします。
似た意味の語、よく一緒に使う語、反対の意味の語をまとめます。
日本語訳だけでは足りない理由
日本語訳は便利です。ただし、日本語訳だけで覚えると、文の中で使われたときに判断が遅れることがあります。特にTOEICでは、同じ単語でも場面によって意味や使い方が変わります。
例:postpone
弱い覚え方:postpone = 延期する
強い覚え方:postpone = to move an event or meeting to a later time
TOEIC例文:The meeting was postponed until Friday.
関連表現:reschedule a meeting / delay a shipment / change the date
判断の基準:日本語訳を禁止する必要はありません。ただし、最後は英語の文の中で意味を判断できるようにすることが大切です。
Memoriserブロックと語彙学習
Memoriserブロックとは、知識はあるのに、本番で素早く使えない状態です。単語リストを覚えたのにPart 5で迷う、Part 7で意味を取り違える、Listeningで聞こえても反応できない場合、このブロックが関係していることがあります。
見れば分かる単語でも、文の中で素早く使えないことがあります。
固定の日本語訳だけに頼ると、文脈が変わったときに判断がずれます。
単語だけ覚えると、どんな場面で使うのかが分かりにくくなります。
眺めるだけの復習では、問題の中で使う力につながりにくくなります。
作り方
英英辞書ノートは、複雑にしすぎると続きません。1つの単語につき、短く整理する方が実用的です。
- 単語やフレーズを書く。
TOEIC問題、教材、レッスンで出会った表現を選びます。 - 簡単な英語で意味を書く。
辞書の説明をそのまま写さず、自分が分かる言い方にします。 - TOEICらしい例文を書く。
仕事、旅行、買い物、予約、連絡、締め切りなどの場面で文を作ります。 - 関連表現を足す。
よく一緒に使う語や、似た表現を1つか2つ書きます。 - 短く復習する。
翌日、数日後、週末などに見直し、意味を見ずに説明できるか確認します。
テーマ別にまとめる
TOEIC語彙は、単語をアルファベット順に並べるより、場面ごとにまとめる方が使いやすいことがあります。問題文の中で同じテーマの語が一緒に出やすいからです。
meeting, schedule, postpone, attend, arrange, confirm
order, shipment, delivery, invoice, warehouse, delay
manager, department, deadline, report, staff, procedure
reservation, guest, luggage, reception, facility, departure
学習のコツ:単語を孤立させず、TOEICで出そうな場面の中に置くと、読解やリスニングで反応しやすくなります。
紙のノートとデジタルメモ、どちらがよいか
紙のノートは、書くことで処理がゆっくりになり、自分の言葉で考えやすくなります。一方で、デジタルメモは検索や整理がしやすく、継続しやすい人もいます。
どちらを使っても構いません。重要なのは、単語をコピーして保存するだけでなく、自分で説明し、例文を作り、あとで思い出す練習をすることです。
書きながら考えたい人、短い復習時間を作りたい人、スマホを見ると集中が切れやすい人。
検索したい人、移動中に復習したい人、例文やテーマを後から並べ替えたい人。
よくある失敗
英英辞書ノートは、きれいに作ることが目的ではありません。TOEICで使える語彙に変えることが目的です。
辞書の長い説明を写すと、あとで見直しても使いにくくなります。
TOEICで出そうなビジネス・日常場面の例文にした方が実用的です。
日本語訳は補助として使えますが、英語の説明と例文も残してください。
書いただけでは定着しません。意味を見ずに説明できるか確認する必要があります。
練習方法
作ったノートは、見るだけでなく思い出す練習に使います。短くても、自分で説明する時間を作る方が効果的です。
- 単語だけを見て、英語の説明を思い出す。
- 説明だけを見て、単語を思い出す。
- 例文の空欄に単語を入れてみる。
- 同じテーマの単語を3つまとめて言う。
- Part 5やPart 7で出たとき、同じ意味で使われているか確認する。
- 間違えた単語は、例文を作り直す。
復習の基準:「見れば分かる」ではなく、「文の中で判断できる」状態を目指してください。
ミニQ&A
Q. 単語リストを覚えるのは無駄ですか。
無駄ではありません。ただし、単語リストだけでは、文の中で使う力につながりにくいことがあります。英語の説明と例文を加えると、判断しやすくなります。
Q. 日本語訳は書かない方がよいですか。
必要なら短く書いても構いません。ただし、日本語訳だけで終わらせず、簡単な英語説明とTOEICらしい例文も書いてください。
Q. TOEICに必要な単語数はどれくらいですか。
単語数だけで考えると、学習の焦点がずれることがあります。大切なのは、よく出る語を文脈の中で素早く判断できることです。
最後に
英英辞書は、単語を日本語に置き換えるためだけの道具ではありません。英語を英語のまま理解し、意味、使い方、文の中での働きを整理するための道具です。
もし「語彙は覚えているのに本番で使えない」「意味は知っているはずなのに、文の中で判断できない」と感じるなら、暗記した知識を実際の問題で使う習慣がまだ安定していないのかもしれません。
自分のTOEIC学習ブロックを確認する
語彙を覚えているのにPart 5やPart 7で使えない場合、Memoriserブロックが関係している可能性があります。
My TOEIC Coachの学習ブロック診断では、今の学習がどこで止まりやすいかを確認できます。
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語彙の整理方法を確認したら、Part 5とPart 7で語彙をどう使うかも見直していきましょう。