「None of the documents is missing」が正しい理由とは?
TOEICで either、neither、none が出ると、見た目の複数形に引っ張られて迷うことがあります。大切なのは、「documents」「managers」の形だけではなく、文が何を数えているのかを見ることです。
見た目にだまされるTOEICのトラップ
英語をある程度勉強してきた人ほど、none / either / neither の文で一瞬止まります。
None of the documents is missing.
「documents は複数なのに、なぜ is?」と感じるかもしれません。
Neither the manager nor the assistant is available.
「2人いるなら are では?」と反応しやすい文です。
Either explanation is acceptable.
「説明は2つあるのに is?」と見た目で迷いやすい形です。
TOEIC Part 5では、このような「違和感のある正解」がよく出ます。けれど、長い文法説明を丸暗記する必要はありません。見る場所を決めれば、かなり速く判断できます。
違和感の正体は、意味より形だけを見てしまうこと
焦っていると、目に入った単語の形だけで判断しがちです。
documents → 複数っぽい → are?
managers → 複数っぽい → are?
options → 2つある → are?
でも、TOEICはそこを狙います。大切なのは、文が何を中心に話しているのかです。
「複数の言葉が見えたから are」と反応するのではなく、「この文は1つを見ているのか、2つのうち1つを見ているのか、最後に来た主語に合わせる形なのか」を確認します。
None は「ひとつも〜ない」と見る
TOEICで none が出たら、まず not one の感覚で見ます。
None of the documents is missing.
書類の中で、欠けているものはひとつもない。
この文で見えている単語は documents ですが、文の焦点は「何枚欠けているか」です。答えはゼロ。つまり、not one の考え方です。
実際の英語では、none が複数扱いで使われることもあります。ただしTOEICの選択肢問題では、文意が「ひとつもない」に向いている場合、単数扱いを選ばせる形が出やすいです。ここでは「絶対にいつも単数」と覚えるより、not one の意味かどうかを見る方が安全です。
Either と Neither は「2つのうち1つ」を見る
either は「2つのうち、どちらか一方」。neither は「2つのうち、どちらも〜ない」。どちらも、視点は基本的に1つです。
Either time slot is fine.
どちらの時間帯でも大丈夫です。
Neither answer is correct.
どちらの答えも正しくありません。
ここで「2つあるから are」と反応すると、TOEICのトラップに引っかかりやすくなります。見るべきなのは数の印象ではなく、either / neither が作る視点です。
Neither A nor B は、最後の主語を見る
neither A nor B の形では、動詞に一番近い主語を見る問題がよく出ます。
Neither the VP nor the assistants are available.
nor の後ろにある assistants が複数なので、are が合います。
Neither the assistants nor the VP is available.
nor の後ろにある VP が単数なので、is が合います。
つまり、同じ neither A nor B でも、語順が変わると答えが変わります。TOEICではここをよく利用します。
TOEICで見るべき3つの判断ポイント
まず「ひとつも〜ない」「not one」の意味かを見る。
2つのうち1つ、またはどちらも違う、という視点で見る。
nor の後ろ、つまり動詞に近い主語を見る。
Quick TOEIC Check
答えはクリックするまで表示されません。見た目の複数形ではなく、文の中心を見て選んでください。
この問題で崩れやすいLearning Block
either、neither、none の問題は、知識がないから間違えるだけではありません。どこを見て判断するかが安定していないと、正解できる文でも迷いやすくなります。
documents や managers だけを見て、すぐ are を選んでしまう。
日本語の「どちらも」「全部」に引っ張られて、英語の形を見失う。
none / either / neither のルールは知っているが、文の中で使えない。
例外が気になりすぎて、試験中に判断が遅くなる。
最後に
TOEIC Part 5の either、neither、none は、見た目が複数かどうかだけで判断すると間違えやすい問題です。
大切なのは、その文が「2つのうち1つ」「どちらも〜ない」「ひとつも〜ない」のどれを表しているのかを整理し、動詞の形を意味と語順から判断することです。
documents や managers のような複数形に引っ張られる。neither A nor B の動詞をどちらに合わせるか迷う。意味よりも見た目で動詞を選んでしまう。そう感じる場合は、文法知識そのものよりも、主語と動詞の関係を整理する習慣がまだ安定していないのかもしれません。
もっと知りたい方へ
TOEICで同じようなミスを繰り返す場合、原因は文法だけではないことがあります。見た目で急ぐのか、訳しながら迷うのか、知識が試験中に使えないのか。自分のLearning Blockを知ると、次に直すべきポイントが見えやすくなります。
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