🎧 TOEICリスニング問題:「ただ解く」だけではスコアが伸びない理由と、ALT式攻略法
毎日TOEICのリスニング問題を解いているのに、スコアが伸びない——
そんな悩みを抱えていませんか?
問題を解く
答え合わせする
また明日も同じ流れ…
それを何度も繰り返しているのに、
なぜかリスニングができるようになった気がしない。
点数も上がらないし、自信も少しずつ減っていく。
それには、はっきりとした理由があります。
「問題を解く」ことと、「リスニング力を鍛える」ことは、まったく別物です。
TOEICリスニングが本当に測っているのは、
英語の「理解力」だけではありません。
限られた時間の中で、いかに早く・正確に・戦略的に反応できるか。
つまり、脳のリスニング反応システムが試されているのです。
だからこそ、MTCのALT式では
問題を「解く」ことではなく、脳の反応力そのものを鍛えることから始めます。
🧠 ALT戦略①(初級〜中級):キーワード反応トレーニング
✅ やり方:
Part 3 または Part 4 の問題を1問選びます。
音声を再生する前に、設問と選択肢をチェック。
そのあと、以下のことを自分に問いかけてみてください:
各選択肢に出てくるキーワードは何?
どんな違いがある?
似ている言葉や、ひっかけになりそうな言い回しは?
準備ができたら音声を再生。
話し手が反応しているキーワードを、自分の脳が正しくキャッチできたか?
間違えた場合は、ただ答えを見て終わらず、
自分の脳が迷った瞬間を巻き戻して再確認してください。
✅ なぜ効くのか?
TOEICのリスニング問題は、わざと混乱させるように作られています。
「なんとなく正しそう」な選択肢がいくつもある中で、
本当に必要なのは判断の速さと鋭さ。
このトレーニングを繰り返すことで、
文章全体を聞き取ろうとするのではなく、
反応すべきキーワードに集中する力が鍛えられます。
🔼 ステップアップ方法:
最初はスクリプトを見ながら練習。
慣れてきたらスクリプトなしで同じことをしてみましょう。
さらに、音声が終わってから3秒以内に答えを選ぶ練習をしてみると、
試験本番にも対応できる反応力が身につきます。
🔍 ALT戦略②(上級者向け):間違えた選択肢を解剖する
✅ やり方:
最近解いたPart 3またはPart 4の問題から、間違えた5〜10問をピックアップ。
正解は一旦無視して、自分が選んだ誤答だけに注目します。
なぜその選択肢を選びたくなった?
何を聞いて、どう誤解した?
どんな「罠」に引っかかった?
感じたことを短くメモに書き出しましょう。
正解よりも、「どう間違えたか」に価値があります。
✅ なぜ効くのか?
間違えた選択肢には、あなたの思考のクセがすべて現れます。
自分の脳が何を聞いて、どう反応したかを言語化することで、
表面的な「答え合わせ」ではなく、
リアルタイムの選択力そのものをアップデートできるのです。
🔼 ステップアップ方法:
週に3〜5問、自分が引っかかった選択肢を
「罠ノート(Trap Notebook)」にまとめていきましょう。
音の罠
論理の罠
パニックの罠
思い込みの罠
など、自分なりのカテゴリーで分類することで、
同じミスを繰り返さなくなります。
💬 最後に
「問題をたくさん解けば、スコアが上がる」
もしそれが本当なら、とっくに結果が出ているはずです。
でも現実はそうじゃない。
大事なのは「答え」ではなく、「反応の仕方」。
ALTは、あなたのリスニングの反応システムそのものを鍛えます。
その変化が、スコアと自信を同時に変えていくのです。
完璧じゃなくていい。
大切なのは、「毎回、少しずつ正しく反応できるようになること」。