Woman writing in a notebook beside a laptop and study papers at night
TOEIC Part 5 文法判断

TOEICの罠:「so」と「so that」

so と so that は、単純に「so=程度」「so that=目的」と分けるだけでは不十分です。文の形と後半の役割を確認して、程度→結果、目的、結果・そのための3つを見分けます。

基本の軸: so + 形容詞/副詞 + that + 結果、so (that) + 主語 + 動詞=目的、文, so + 文=結果・そのため。

最初に修正しておきたいルール

so と so that は異なる働きをすることがありますが、目的を表す文では重なる部分があります。

程度・強さ → 結果

so + 形容詞/副詞 + that + 結果

The room was so hot that nobody stayed inside.

目的

so (that) + 主語 + 動詞

We left early so that we could catch the train.

目的を表す文では、that を省略できることがよくあります。

We left early so we could catch the train.

We left early so that we could catch the train.

どちらも「電車に間に合うために早く出た」という目的を表せます。

注意: 同じ目的節の前に so と so that の両方が選択肢として並んでいる場合、「目的なら必ず so that」というルールだけでは正解を1つに決められません。選択肢全体と構造を確認します。

3つの形を見分ける

1. so + 形容詞/副詞 + that:程度と結果

The presentation was so clear that nobody asked for clarification.

so が clear の程度を強め、that 以下が結果を表します。

2. so (that) + 文:目的

The presenter enlarged the chart so that everyone could read it.

後半は、なぜグラフを大きくしたのかという目的を表します。この形では that を省略できる場合があります。

3. 文, so + 文:結果・そのため

The printer was unavailable, so we used the machine upstairs.

so が前の状況とその結果をつないでいます。

So と Such の語順判断 と比べると、同じ so でも「何を修飾しているか」「どの節をつないでいるか」を見る必要があることが分かります。

判断する手順

1. 空所の直後を見る

形容詞または副詞が続き、その後の that 節が結果を表すなら、so が有力です。

2. 後半の役割を見る

後半は「何のために」を説明していますか。それとも前の状況から生じた結果ですか。can / could / will / would は目的節で使われることがありますが、それだけで答えを決めません。

3. 選択肢全体を比較する

目的を表す位置で so と so that の両方が文法的に可能なら、ほかの構造上の違いが必要です。無理に「that が必須」という違いを作らないでください。

修飾語を意味と形で判断するPart 5対策 も、単語の訳だけでなく構造から選択肢を消す練習に使えます。

Quick TOEIC Check

先に選んでからフィードバックを確認してください。最初の答えを、その時点の判断として扱います。

The exhibition hall was ___ crowded that some visitors had to wait outside.
正解です。so + 形容詞 + that + 結果 の形です。so crowded that... で、混雑の程度とその結果を表しています。
ここでは違います。空欄の直後は形容詞 crowded なので、必要なのは程度を強める so です。so that を入れる位置ではありません。
ここでは違います。such は名詞を含むまとまりを強めますが、この空欄の直後は形容詞 crowded です。選ぶのは so です。
ここでは違います。too crowded なら後ろにそのまま that 節を続けるこの形にはなりません。ここは so crowded that... です。
The technician lowered the volume ___ customers could speak comfortably.
ここでは違います。during は前置詞で、後ろに customers could speak... という節をそのまま続けられません。
正解です。後半は、音量を下げた目的を説明しています。この選択肢の中で目的を表す接続表現は so that です。
ここでは違います。despite の後ろには通常、名詞・代名詞・動名詞などが必要です。ここは目的を表す節なので so that です。
ここでは違います。because of は前置詞句なので、後ろにこの完全な節を直接つなげられません。ここでは目的を表す so that が必要です。
The speaker explained the procedure ___ clearly that no one asked a follow-up question.
ここでは違います。such は名詞を含むまとまりと使いますが、空欄の直後は副詞 clearly です。
ここでは違います。too clearly that... という程度→結果の形にはなりません。ここは so clearly that... です。
正解です。so + 副詞 + that + 結果 の形です。so clearly that... となります。
ここでは違います。so that を入れると so that clearly that となり、文の形が成立しません。副詞 clearly を強める so が必要です。
The signs were enlarged for a specific purpose: ___ visitors could read them from the entrance.
ここでは違います。although は対比・譲歩を表しますが、後半は標識を大きくした目的です。
ここでは違います。because of は前置詞句で、後ろに visitors could read... という節をそのまま続けられません。
ここでは違います。while は時間や対比を表します。ここで必要なのは「読めるように」という目的です。
正解です。標識を大きくした目的は、入口からでも読めるようにすることです。so that + 主語 + 動詞 の目的節です。
Demand increased ___ rapidly that the company assigned additional staff.
ここでは違います。very rapidly that... では、程度と結果を結ぶこの構造になりません。
正解です。空欄の後ろに副詞 rapidly があり、その後の that 節が結果を表しています。
ここでは違います。so that rapidly that... となり構造が成立しません。副詞を強める so が必要です。
ここでは違います。such は名詞を含むまとまりと使いますが、空欄の直後は副詞 rapidly です。
The finance team checked each figure twice ___ the final report would be accurate.
ここでは違います。unless は「〜でない限り」という条件を表しますが、後半は確認を2回行った目的です。
ここでは違います。despite は前置詞で、この完全な節をそのまま導けません。
正解です。数字を2回確認した目的は、最終報告書を正確にすることです。so that が目的節を導きます。
ここでは違います。during は前置詞で、後ろに完全な節をそのまま続けられません。
The storage area was ___ cold that several devices failed to start.
ここでは違います。too cold は「寒すぎる」という意味にはなりますが、この後ろの that 節と組み合わせる程度→結果の形は so ... that です。
ここでは違います。such は名詞を含むまとまりと使いますが、空欄の直後は形容詞 cold です。
ここでは違います。so that cold that... となり構造が成立しません。
正解です。形容詞 cold の程度を強め、その後の that 節が結果を表しています。
The deadline was moved forward ___ the client could review the proposal before Friday.
ここでは違います。due to は前置詞句で、後ろに the client could review... という完全な節をそのまま続けられません。
正解です。締切を前倒しした目的は、金曜日までに顧客が提案書を確認できるようにすることです。
ここでは違います。despite は譲歩を表す前置詞で、ここで必要な目的の関係になりません。
ここでは違います。during は時間を表す前置詞で、この完全な節をそのまま導けません。

最も危険なショートカット

「空所の後ろが主語+動詞なら so that」だけで判断しない。

目的節では that を省略できるため、このショートカットだけでは成立しません。

She wrote the reference number down so she would not forget it.

She wrote the reference number down so that she would not forget it.

目的を表すこの文では、どちらの形も可能です。

時間制限で同じ選択ミスが続くとき

復習では分かるのに、時間を測ると同じ種類のミスが繰り返される場合は、単語知識だけでなく判断の順番も確認します。ただし、1問だけで学習上の弱点を決めつけることはできません。

Speed Trap

見慣れた表現を見て、空所の後ろや節の役割を確認する前に答える。

Over Thinker

so と so that の重なりに気づいたあとも、選択肢全体を使わず細部で考え続ける。

Translator

so を一つの日本語だけで処理し、程度・目的・結果という働きの違いを見落とす。

Memoriser

「so that は目的」というルールを、例外のない選択ルールとして使う。

同じ傾向が複数の問題やセッションで繰り返される場合に限り、Learning Blockとの関連を検討します。

最後の判断ルール

  • so + 形容詞/副詞 + that + 結果
  • so (that) + 主語 + 動詞:目的
  • 文, so + 文:結果・そのため

空所のすぐ前後を確認し、文が何を表しているかを判断してから、選択肢をすべて比較します。単語の訳だけではなく、文の形と役割を使って判断してください。

次の文法判断へ

so / so that の構造判断を続ける場合は Grammar Drills へ、学習全体の進め方を整理したい場合は Plan Finder へ進めます。