TOEICの罠:「so」と「so that」
TOEICで安全に判断するには、「so は程度、so that は目的」とだけ覚えるのでは不十分です。まず文の形と役割を確認し、空所の前後から不正解を消していきます。
最初に修正しておきたいルール
so と so that は異なる働きをすることがあります。しかし、「目的」を表す文では重なる部分があります。
so + 形容詞/副詞 + that + 結果
The room was so hot that nobody stayed inside.
so (that) + 主語 + 動詞
We left early so that we could catch the train.
目的を表す文では、that を省略できることがよくあります。
We left early so we could catch the train.
We left early so that we could catch the train.
どちらも文法的に正しく、「電車に間に合うために早く出た」という同じ目的を表します。
したがって、同じ目的節の前に so と so that の両方が選択肢として並んでいる問題は、正解が1つに決まらない可能性があります。「目的なら必ず so that」というルールは使わないでください。
TOEICで見分けたい3つの形
1. so + 形容詞/副詞 + that:程度と結果
The presentation was so clear that nobody asked for clarification.
so が clear の程度を強めています。that 以下は、その結果を表しています。
2. so (that) + 文:目的
The presenter enlarged the chart so that everyone could read it.
後半は、発表者がなぜグラフを大きくしたのかを説明しています。このような文では、that を省略できる場合がよくあります。
3. 文, so + 文:結果・そのため
The printer was unavailable, so we used the machine upstairs.
ここでは、so が前の状況とその結果をつないでいます。so の前にコンマが置かれることがよくあります。
so の直後を見ることが大切です。形容詞や副詞が続けば「程度」の可能性が高くなります。主語+動詞が続く場合は、目的または結果の可能性があるため、意味と句読点も確認します。
7秒で判断する手順
1 空所の直後を見る
形容詞または副詞が続き、その後の that 節が結果を表しているなら、so が有力です。
2 後半の文の役割を確認する
後半は「何のために」を説明していますか。それとも前の状況から生じた結果ですか。can、could、will、would は目的節によく現れますが、それだけで正解を決めることはできません。
3 選択肢全体を比較する
目的を表す問題で so that だけが適切な接続表現として出ているなら、それを選べます。しかし、同じ位置に so と so that の両方がある場合は、「that が必須」と決めつけず、ほかの構造上の違いを探します。
TOEICで正解が1つになる出題の形
The lobby was ___ crowded that several visitors waited outside.
正解:so
The signs were enlarged ___ visitors could read them easily.
正解:so that
The supplier missed the deadline, ___ we changed the schedule.
正解:so
The instructions were so detailed that new staff worked independently.
パターン:程度 → 結果
Quick TOEIC Check
答えはクリックするまで表示されません。空所だけでなく、前後の形を確認してから選んでください。
最も危険なショートカット
次のルールだけで判断しないでください。
空所の後ろが「主語+動詞」なら so that
このルールは、目的節の that を省略できるため成立しません。
She wrote the reference number down so she would not forget it.
She wrote the reference number down so that she would not forget it.
どちらも正しい文です。
代わりに、次の3つの形を使います。
- so + 形容詞/副詞 + that:程度と結果
- so (that) + 文:目的
- 文, so + 文:結果・そのため
練習問題
単語を一つずつ訳さず、文の形と役割から判断してください。
これは「文の形と論理」を見る問題
so の後ろにある形容詞・副詞を見つけ、その後の節が結果を表しているか確認します。
前半の行動と、その行動によって達成したいことを見つけます。
完全な文の後ろにコンマと so があり、結果が続いているか確認します。
同じ目的節の前で so と so that の両方が正しい場合、無理に違いを作らないことが重要です。
この問題で崩れやすいLearning Block
このパターンで間違える場合、原因は単語の知識だけではなく、時間制限の中で文を処理する方法にあるかもしれません。
見慣れた表現を見て、空所の後ろを確認する前に答えてしまう。
so を一つの日本語だけで処理し、文法上の異なる働きを見落とす。
「so that は目的」というルールを覚え、それを例外のないルールとして使ってしまう。
so と so that の重なりに気づいても、選択肢全体を使わず細かく考え続けてしまう。
最後の判断ルール
この問題を so = 程度、so that = 目的 だけで処理しないでください。
次の3つの形を確認します。
- so + 形容詞/副詞 + that + 結果
- so (that) + 主語 + 動詞:目的
- 文, so + 文:結果・そのため
TOEICでは、空所のすぐ前後を確認し、文が何を表しているかを判断してから、選択肢をすべて比較します。この方法の方が、単語の訳や不完全な暗記ルールよりも安全です。
自分のTOEIC判断パターンを確認する
同じ文法ミスを繰り返す原因は、知識不足だけとは限りません。急いで選ぶ、訳に頼る、不完全なルールを暗記する、時間をかけすぎるといった判断パターンが関係していることがあります。
関連するTOEIC対策
文の形と論理からPart 5の選択肢を判断する練習を続けてください。