TOEICの罠:「so」と「so that」
“so tired” と “so that he could leave early” は、見た目は似ています。でもTOEICでは、まったく別の判断が必要です。so は程度、so that は目的を表すことが多いです。
似ているからこそ間違えやすい
文章を読んでいて so が出てくると、「これは“とても”の意味だ」とすぐに判断したくなるかもしれません。
でも、正解が so that になることがあります。それがTOEICの罠です。
程度や強さを表す。so tired / so fast / so noisy のような形。
目的を表すことが多い。「〜できるように」「〜するために」の形。
TOEICは「so を訳せるか」ではなく、文が何をしているかを見ています。
TOEICが試してくる本当のポイント
この問題で見るべきことは、翻訳ではありません。次の質問です。
この文は「どれくらい強いか」を表しているのか。
それとも「なぜそうしたのか」を表しているのか。
どれくらい疲れていたか、速かったか、暑かったか、はっきりしていたかを見る。
なぜ行動したのか、何ができるようにしたのかを見る。
注意点:後ろに主語+動詞があるから必ず so that、とは限りません。so ... that も後ろに主語+動詞が続きます。形だけでなく、意味を確認する必要があります。
so は「強さ・程度」を表す
so は、何かの強さや程度を表す時によく使います。
The manager was so upset that he cancelled the meeting.
どれくらい怒っていたか、という「程度」の話です。
TOEICでは、次の形で見ると判断しやすくなります。
so + 説明する言葉 + that + 結果
so tired that...
so quickly that...
so clearly that...
so that は「目的」を表す
so that は、なぜその行動をしたのかを説明する時によく使います。
We left early so that we could catch the first train.
なぜ早く出たのか。その目的は「始発に間に合うため」です。
TOEICでは、so that の後ろに could、would、can、will などが見えることがあります。
so that we could finish on time
so that customers would understand the change
so that everyone can review the document
TOEICでよく出る4つの典型トラップ
強さの表現
The manager was ___ upset that he cancelled the meeting.
どれくらい怒っていたかを表すので、so を使います。
目的を表す形
We left early ___ we could catch the first train.
なぜ早く出たのかを表すので、so that を使います。
選択肢の罠
She worked overtime ___ she could finish the report.
「レポートを終えるために」という目的なので、so that を使います。
リスニング風の意図
He spoke slowly ___ everyone could understand him.
どれくらいゆっくり話したかではなく、なぜゆっくり話したのかを見ます。
Quick TOEIC Check
答えはクリックするまで表示されません。まず「程度」か「目的」かを判断してください。
練習問題
ここでは解説を読まずに、まず自分で判断してください。クリックすると答えが表示されます。
この問題は語彙問題ではない
so と so that の問題は、単語の意味だけを知っていれば解ける問題ではありません。文が何をしているかを見る問題です。
強さや程度を表しているなら、so を確認する。
目的を表しているなら、so that を確認する。
速く判断したい時は、空所の前後を見ます。前に強さを表す言葉があるなら so、後ろが目的を説明しているなら so that が候補になります。
この問題で崩れやすいLearning Block
このタイプの問題を落とす場合、so という単語を知らないことが原因とは限りません。試験中の判断パターンが原因になっていることがあります。
見慣れた so を見て、文全体の意味を確認せずに選んでしまう。
so と so that を日本語の感覚だけで処理し、目的の形を見落とす。
形は知っているが、TOEICの文の中で素早く使い分けられない。
どちらも見たことがあるため、細かく考えすぎて時間を使ってしまう。
最後に
TOEIC Part 5の so と so that の問題は、見た目が似ているため、意味だけで選ぶと間違えやすい問題です。
大切なのは、so が強さや程度を表しているのか、so that が「〜できるように」という目的を表しているのかを判断することです。
so の後に文が続いてもそのまま読んでしまう。so that を because のように感覚で選んでしまう。程度なのか目的なのかを確認せずに答えてしまう。そう感じるなら、語彙知識だけでなく、文の後ろに続く意味を確認する習慣がまだ安定していないのかもしれません。
もっと知りたい方へ
TOEICで同じようなミスを繰り返す場合、原因は文法だけではないことがあります。見慣れた単語を急いで選ぶのか、訳に頼りすぎるのか、文の流れを確認する前に答えてしまうのか。自分のLearning Blockを知ると、次に直すべきポイントが見えやすくなります。
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