Japanese man studying with a tablet and workbook during a train commute
TOEIC Vocabulary · Memoriser

「とりあえず単語を覚える」だけでは足りない理由

「まずは単語力が必要ですよね?」「語彙が少ないから聞き取れない気がします」。TOEIC学習で語彙は大切です。ただし、単語の意味を覚えただけで、問題の中ですぐ使えるとは限りません。

単語帳では分かるのに、Listeningでは聞き逃す。Readingでは意味を思い出している間に次の判断が遅れる。そんなときは、単語数だけでなく、覚えた語を文脈・音・語の組み合わせの中で使えるかを確認する必要があります。

単語学習をやめるのではなく、「知っている」から「問題の中で使える」まで練習をつなげます。

Memoriser ブロックとは?

MTCのLearning Blockは Passive Listener / Over Thinker / Translator / Speed Trap / Memoriser の5つです。これらは医学的な診断名ではなく、練習の優先順位を考えるためにMTCのコーチングで使う分類です。

Memoriser は「暗記が悪い」という意味ではありません。単語や文法を覚えていても、語彙を文脈の中で使いにくい傾向が出ることがあります。1問や1回の練習だけでMemoriserとは判断せず、複数の問題や練習で、同じ傾向が繰り返し見られるかを確認します。

単語帳では分かる

単独では意味を言えるのに、文の中では反応が遅れる傾向が繰り返し出るか。

音では拾えない

知っている語でも、Listeningの中で同じ聞き逃しが繰り返し起きるか。

思い出すのに止まる

意味を思い出すために判断が止まる場面が、複数の問題で続くか。

単語数だけでは足りないことがある

TOEICで必要なのは、「知っている単語の数」だけではありません。文の中で、その語が何と結びつき、どんな意味で使われているかを処理する必要があります。

たとえば submit を「提出する」とだけ覚えるより、submit a report、submit a request、submit an application のような語の組み合わせでも確認しておくと、文の中での使われ方を捉えやすくなります。

語彙学習そのものは必要です。ただし、単語帳で覚えた後に、短い文・音声・問題形式でも同じ語を確認すると、「覚えた」と「使える」の間を埋めやすくなります。語を文脈で整理する練習例は英英辞書で語彙を整理する方法でも確認できます。

ALTの考え方:単語を「使える形」で確認する

MTCではALT(Accelerated Learning for TOEIC)を、練習の優先順位を整理するためのMTCのコーチングで使う考え方として扱います。ALTはTOEIC公式の学習法でも、独立に効果が検証されたスコア向上法でもありません。また、特定のスコア上昇や期間を保証するものでもありません。詳しい位置づけはALTの考え方で説明しています。

語彙を見るときは、「日本語の意味を言えるか」だけではなく、次の3点も確認します。

文脈

短い文や設問の中で、意味を取り違えずに使えるか。

音

知っている語をListeningの流れの中でも認識できるか。

語の組み合わせ

よく一緒に使われる語と結びつけて、その語の使われ方を確認できるか。

復習するときは、TOEIC復習戦略のように、間違えた理由と次に試す練習を分けて考えると整理しやすくなります。

Quick TOEIC Check:単語を使える形にできているか

単語帳で覚えた単語を、リスニングで聞き逃します。まず見るべきことは?
新しい単語を覚えるとき、TOEIC向けに一番役立ちやすい方法は?
「単語は知っているのに、問題で時間がかかる」と感じます。まず確認したいのは?

よくある質問

単語を覚えるのは無駄ですか?

無駄ではありません。語彙はListeningにもReadingにも必要です。単語帳だけで終わらず、文・音・問題の中でも確認します。

単語帳は使わない方がいいですか?

使って構いません。単語帳で覚えた後に、短い文や音声でも同じ語を練習すると、文や音の中で思い出す練習になります。

Listeningが苦手なのは語彙不足ですか?

語彙不足の場合もあります。ただし、知っている単語を聞き逃すなら、音の認識や文脈の中での処理も分けて確認します。

どれくらいの語彙が必要ですか?

目標や現在地によって変わります。語数だけを追うのではなく、よく使う語を問題の中で処理できるかも一緒に見ます。

単語帳の次に「使えるか」を確認する

単語を覚えたら、文・音・語の組み合わせの中でも反応できるかを確認します。Memoriserかどうかは、一度のミスだけで判断せず、複数の問題や練習で、同じ傾向が繰り返し見られるかを確認します。