
Better・BestとMore Better・Most Best:強そうな二重表現を消す
TOEIC Part 5では、better、best に加えて、more better、most best が選択肢に並ぶことがあります。
more や most が付くと、より強く、より正確に見えるかもしれません。しかし、本番で必要なのは強さの印象ではありません。 比較なら better、トップなら best。意味を二重にした選択肢は消します。
素早く使う二段階チェック
四つを一度に比べる必要はありません。まず、more better と most best を消します。その後、文が比較なのか、トップを選んでいるのかを確認します。
1. 二重表現を消す
better だけで「より良い」、best だけで「最も良い」という意味を持ちます。more better、most best を先に外します。
2. 比較かトップか
than や以前との比較なら better。of all や among は比較する範囲の手掛かりです。その範囲で最上位を表すなら best。
なぜmore betterが魅力的に見えるのか
日本語では「もっと良い」のように、強さを重ねることがあります。その感覚で見ると、more better が「より強いbetter」に見えます。しかし、標準的なTOEIC英文では、better に比較の意味がすでに入っています。
than が比較を示しています。必要なのは better だけです。
more と better が同じ比較の仕事を重ねています。TOEICの正解としては選びません。
of all は比較対象の全体を示し、この文はその中のトップを表しています。必要なのは best だけです。
most と best がトップの意味を重ねています。TOEICでは削除します。
Betterを選ぶサイン
比べる相手が続きます。例:better than the previous model。
過去の状態や別のものとの比較です。選ぶのは better。
変更前より改善したことを示す文では better が自然です。
Bestを選ぶサイン
全体の比較範囲を示します。その中で最も良いものを示す文なら best。
候補者などのグループを示します。その全体で最も適した一つを表す場合は best。
文全体が示されたグループの中の最上位を求めるなら best。ただし二つからより良い方を選ぶ the better choice もあるため、the だけでは決めません。
本当に最初に消してよいのか
more better や most best は、非標準的な会話や強調として耳にする可能性はあります。しかし、このページの目的は、全ての英語の使われ方を否定することではありません。
TOEIC Part 5の標準的な英文を選ぶ場面では、better と best に more / most を重ねた形は削除候補として扱うのが安全です。
Quick TOEIC check
先に選んでください。その後で理由を確認します。順番は、二重表現を消す → 比較かトップかを見るです。
1. The new printer is ___ than the previous model.
2. Of all five proposals, this one offers the ___ value.
3. After the maintenance check, the updated software works ___ than it did before.
4. Of the three finalists, the committee selected the ___ candidate for the position.
速く読む人が落ちる場所
速く読む人ほど、more や most を見て「強い方が正解」と判断しがちです。また、四つの選択肢を最初から全部比べると、簡単な削除に時間を使います。
弱い選び方
more や most が付いている方が強く、正確に見えるので選ぶ。
強い選び方
二重表現を先に消し、than などの直接比較か、of all・among で示された範囲の最上位かを確認する。
本番で迷う理由
日本語の「もっと良い」「最も一番良い」という強調感覚が、英語の選択肢に影響することがあります。意味を足せば正確になるとは限りません。
本番では同じ動きを使います。more betterとmost bestを消す。比較かトップかを見る。選ぶ。
比較サインと削除判断を安定させる
このトラップは、より強そうな選択肢を選ぶ問題ではありません。不要な重なりを消し、文の比較範囲を見る問題です。
小さなミスを診断のヒントにする
ルールを知っているのに、時間を測るとmoreやmostに引かれる場合、問題は知識だけではないかもしれません。
学習ブロックには Speed Trap、Memoriser、Over Thinker、Translator、Passive Listener、Burnout の六つのパターンがあります。ただし、このページの4問だけで学習ブロックを判定することはできません。判断には、複数回の学習や練習で同じ傾向が繰り返し見られるかを確認する必要があります。
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