TOEICスコアアップを急ぐ人がハマる5つの罠
「次の試験までにスコアを100点上げたい」
「1ヶ月で700点を突破したい」
このように、“スピード重視”でTOEICに取り組む人は多くいます。
ですが、急いで結果を出そうとするほど、スコアが上がらないという paradox(逆説)もまた事実です。
実は、短期集中で頑張る人ほど、特定の5つの落とし穴にハマりやすくなります。
ALTが発見した「スピード重視者」が抱える共通ブロック
My TOEIC CoachのALT(Accelerated Learning Technology)では、
スコアが伸びない原因は努力量よりも「学習ブロック(思考の偏り)」にあると考えています。
スコアアップを急ぐタイプの学習者に特有のブロックは、以下の5つに集約されます。
急ぐ人がハマる5つの罠:スピードトラップブロックの兆候
① 結果先行: 「今回の試験で絶対〇点以上を取らないと」というプレッシャーが強すぎると、学習の質が下がる。これは「考えすぎブロック」の典型です。
② 量頼み: 「毎日模試1回+単語100個+シャドーイング30分」など、やった感はあるがスコアに直結しないルーティンに依存する。これは「丸暗記ブロック」の典型です。
③ フィードバック拒否: 焦っている人ほど、「間違いを見たくない」「復習がつらい」と感じやすくなる。これは「燃え尽きブロック」のサインです。
④ 応急処置: 「この文法だけ復習すればいい」「このPartさえ攻略すればOK」など、短期的な対症療法に頼ってしまう。これは「翻訳者ブロック」の典型です。
⑤ 自己流正当化: 「私はリスニングの方が得意だから、リーディングは後回し」など、自分の快適ゾーンから抜け出せない。これは「受動的リスナーブロック」の典型です。
ALTでは「焦り=ブロック誘発装置」と考える
ALT式では、焦りやプレッシャーが“学習ブロック”を強化すると捉えます。
だからこそ、短期間で成果を出すには:
パターンを先に習得し、再現性を上げる
自分の思考の癖(ブロック)を把握する
正確な順序で反応速度を鍛える
この3つが、焦らず進める「加速学習」の鍵です。
よくある質問(ミニQ&A)
Q: 模試を毎日解いてもスコアが伸びません。やり方が間違ってる?
A: 模試は“結果の確認”であって“スキルの強化”ではありません。ルート練習が先です。
Q: 1ヶ月で100点上げたいんです。本当に無理?
A: 不可能ではありません。ただし「何をどう変えるか」が全てです。時間ではなく戦略が鍵です。
Q: 間違った問題の見直しが苦手です。飛ばしても大丈夫? A: それは**「燃え尽きブロック」**のサインです。そこを超えない限り、同じミスを繰り返します。
Q: 自分なりに工夫してます。それじゃダメなんですか?
A: 工夫が「避け」のロジックであれば、スコアは止まります。快適ゾーンからの脱出が必要です。
コーチングへのご案内
焦るほどハマる「学習ブロック」。それを見抜くことが、最短のスコアアップにつながります。