TOEICトラップ:A / An / The / 何も入れない
TOEIC Part 5では、a、an、the、または何も入れない形が問われることがあります。小さな語ですが、空欄の前後を正確に見る力が必要です。
次の文を比べてください。
We need a projector for the meeting.
The projector in Room 3 is not working.
Employees must wear identification badges.
どれも簡単な語に見えます。でも、TOEICでは「初めて出る1つのもの」なのか、「どれか特定できるもの」なのか、「一般的なグループ」なのかで答えが変わります。
TOEICの基本判断: a/an = 初めて出る1つのもの。the = 特定できるもの。何も入れない = 一般的な複数グループ、または量で考える語。
7秒で見るポイント
先に日本語へ訳そうとしないでください。文が何を指しているかを見ます。
a / an = 初めて出る1つのもの
a report, an invoice, a meeting, an employee
the = 特定できるもの
the report you sent, the meeting room, the attached document
何も入れない = 一般的なグループ
employees, customers, invoices, applications
何も入れない = 量で考える語
information, equipment, furniture, feedback
A か An かは、文字ではなく音を見る
TOEICでは、a と an の違いも出ます。ポイントは、次の語の最初の「音」です。
a + 子音の音: a report, a user account, a European branch
an + 母音の音: an invoice, an order, an hour, an urgent request
TOEICの注意点: hour は h を発音しないので an hour。user は「ユーザー」のように始まるので a user。
The は「どれか分かるもの」を指す
the は、読み手が「どれのことか分かる」ものを指すときによく使います。TOEICでは、その合図が近くに置かれます。
Please review the report that Ms. Kim sent yesterday.
that Ms. Kim sent yesterday が、どの report かを示しています。
The meeting room on the third floor is available.
on the third floor が、どの meeting room かを特定しています。
The attached document explains the new policy.
attached document は、この文脈で特定できる書類です。
一般的なグループには何も入れないことが多い
会社のルールや案内で、一般的なグループ全体について話すときは、何も入れない形がよく出ます。
Employees must attend the safety training.
Customers can request a refund within 30 days.
Applicants should submit their résumés online.
量で考える語にも何も入れないことが多い
information、equipment、furniture、advice、feedback のような語は、一般的に使うとき a や an を入れないことが多いです。
information
Please provide additional information.
equipment
New equipment will be installed next week.
feedback
We received useful feedback from customers.
advice
The consultant gave helpful advice.
TOEICのビジネス文で見る
Our department needs a printer for the new office.
初めて出る1つの printer なので a。
The printer near the reception desk is out of order.
near the reception desk が、どの printer かを特定しています。
Printers must be turned off after use.
printers 全体への一般的なルールなので、何も入れません。
Please send an invoice by the end of the week.
1つの invoice。invoice は母音の音で始まるので an。
空欄の近くにある合図を見る
TOEICでは、空欄の近くの表現が答えを教えてくれます。1つのものか、特定できるものか、一般的なものかを見ます。
初めて出る1つのもの
We need ___ projector for the workshop.
答え: a
母音の音
Please send ___ invoice today.
答え: an
特定できるもの
___ report you requested is attached.
答え: The
一般的なグループ
___ Employees must wear ID badges.
答え: 何も入れない
クイックTOEICチェック
最も自然な答えを選びましょう。どれを指しているのかを先に見ます。
速く読む人がしやすいミス
速く読もうとすると、見慣れた語だけを見て、どれを指しているかの確認を飛ばしてしまいます。その結果、an user、a information、特定された report の前に the を入れ忘れる、といったミスが起きます。
見てはいけない判断: この単語は見たことがあるから大丈夫。
見るべき判断: 初めて出る1つのものか、特定できるものか、一般的なグループか、量で考える語か。
なぜ時間制限でまた間違えるのか
a、an、the は小さすぎるため、試験中に軽く見てしまいがちです。しかしTOEICでは、近くの合図を正確に読めるかを確認するために使われます。
安全な解き方は、先に「どれを指しているのか」を見ることです。初めて出るものなのか、特定できるものなのか、一般的な話なのか。それが答えを決めます。
1秒ツール: 初めて出る1つのもの = a/an。特定できるもの = the。一般的な複数グループ・量で考える語 = 何も入れない。
最後の確認
TOEICの a / an / the 問題は、小さな文法問題ではありません。何を指しているのかを読む問題です。
a / an
初めて出る1つのもの。a か an は音で判断します。
the
特定できるもの。attached、requested、on the third floor などが合図になります。
何も入れない
一般的な複数グループ、または information / equipment のような量で考える語。
速い判断
先に「何を指しているか」を見る。必要なら後で訳す。
指しているものを確認し、a / an / the / 何も入れない を選ぶ。この順番が、時間制限では安全です。
小さなTOEICミスを診断に使う
単語の意味は分かるのに、a、an、the、何も入れない形で迷う場合、問題は語彙力だけではないかもしれません。空欄の近くを見て、何を指しているかを判断する習慣がまだ安定していない可能性があります。
学習ブロック診断では、スピード、考えすぎ、翻訳、聞き流し、暗記頼み、疲れなど、TOEIC学習で起きやすい本当のつまずきを確認できます。
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