Man writing in a notebook beside an open laptop at a study desk
TOEIC Part 5 / Learning Blocks

“英文法が苦手”は本当の問題じゃないかもしれない

「文法が弱い」「参考書は読んだのに、テストになると手が止まる」。TOEIC Part 5で迷うときは、文法知識の量だけでなく、何をどの順番で確認しているかも、文法知識とは分けて確認する必要があります。

TOEIC学習では、自分の弱点を「文法力不足」と考えることがあります。もちろん、基本的な文の形やよく使われる英語のパターンを知ることは大切です。

ただし、文法書の解説は理解できるのに Part 5 の判断が安定しない場合、知識そのものに加えて、その知識をどの順番で使っているかを確認する価値があります。

この記事のポイント:細かい説明を思い出すことだけでなく、選択肢の違い、空欄前後の形、時間の手がかり、文脈などをどの順番で確認するかを練習します。

Over Thinker は一つの問題だけで決めない

Over Thinker はMTCのコーチングで使うLearning Blockの一つです。医学的な診断や公式TOEICの分類ではありません。

一問で長く迷っただけでOver Thinkerと判断することはありません。根拠を確認した後も何度も選択肢を見直す、確認する場所が決まらず判断に時間を使いすぎる、といった傾向について、複数の問題や練習で、同じ傾向が繰り返し見られるかを確認してから、練習の整理に使うことがあります。

観察する例選択肢の違いを整理せず、全部を同じように検討している。
観察する例空欄前後を見るか文全体を見るか、毎回ゼロから迷っている。
観察する例解説は理解できても、似た問題で同じ判断順を再現できない。
確認方法一問ではなく、複数の問題や練習で、同じ傾向が繰り返し見られるかを確認する。

文法知識だけでなく、判断の順番も確認する

問題を見たときに「何を先に見るか」が決まっていると、持っている知識を使いやすくなります。たとえば、選択肢の形が大きく違うなら空欄前後の形、時間を示す語があるなら文全体の時間関係、似た意味の選択肢なら文脈や自然な組み合わせを確認します。

すべての問題を同じ方法で解く必要はありません。まず選択肢の違いを見て、必要な手がかりを絞るという判断の順番を練習すると、毎回ゼロから考える状態を減らせます。

Part 5日本語ガイドで全体の考え方を確認し、Part 5 Grammar Drillsで似た判断を繰り返し練習できます。

ALTの見方:知識を使う手順に変える

MTCがALT — Accelerated Learning for TOEICと呼ぶものは、判断の順番や復習方法を整理するためのコーチング上の考え方です。公式TOEICの方法ではなく、独立してスコア向上効果が検証された方法として扱うものでもありません。

1. 選択肢の違いを見る

形、時間、意味など、何が違うのかを先に整理します。

2. 必要な手がかりを確認する

空欄前後、時間を示す語、文脈など、今回の判断に必要な場所を見ます。

3. 同じ判断手順を再現できるかを見る

似た問題でも同じ手順を使えるかを確認します。1問の正解やミスだけでLearning Blockは決めません。

復習では、正誤だけでなく「どこを見て、どう決めたか」を残すと、次の練習を選びやすくなります。詳しくはTOEIC復習戦略でも確認できます。

Quick TOEIC Check:文法知識か、判断手順か

次の場面で、より安定した Part 5 対策につながる反応を選んでください。

選択肢が全部正しく見えます。最初に確認したいことは?
解説を読めば分かるのに、自力では迷います。まず確認したいのは?
Part 5で時間を使いすぎます。改善の第一歩は?

よくある質問

文法が弱いからスコアが上がらない気がします。

文法知識を補う必要がある場合もあります。ただし、知識の有無だけでなく、どのタイプの問題で止まり、どの確認手順を使っているかも分けて見ます。

解説を読めば理解できるのに、自分では解けません。

似た問題で同じ判断手順を再現できるかを確認します。1問だけで原因やLearning Blockを決めることはありません。

選択肢が全部正しく見えて決められません。

まず選択肢の違いを整理し、今回必要な手がかりを絞ります。意味だけでなく、形、時間、文脈なども確認します。

文法書を読んでも問題が解けるようになりません。

文法書は知識整理に役立ちます。その知識を問題の中で使う順番も練習すると、どこで判断が止まるかを確認しやすくなります。

次の練習を一つ選ぶ

「文法が苦手」とまとめる前に、複数の問題でどこに迷いが出るかを記録します。選択肢の違い、空欄前後、時間の手がかり、文脈など、どこで判断が止まるのかを切り分けると、次の練習を選びやすくなります。