
TOEIC Part 5:関係詞で文が長くなるトラップ
TOEICの文を読んでいて、「誰が何をしているのか」が途中で分からなくなる場合、名詞の後ろに説明ブロックが入っている可能性があります。
ビジネス文では、名詞の後ろに追加説明が置かれることがあります。その説明は、who、which、that、whose で始まることがあります。
The manager who approved the proposal is on vacation.
We need a printer that can handle high-volume output.
トラップは、who / which / that / whose の意味だけではありません。何を説明しているのか、そして説明の中で何が足りないのかを見ることが大切です。
MTCの基本判断: まず説明されている語を見つける。そのあと、人か物か、所有関係が必要か、関係詞が目的語なら省略できるかを確認する。
MTCの判断ポイント
先に全文を訳そうとしないでください。空欄の前にある語を軸にします。
人を示す手がかり
The employee ___ speaks French will attend.
答え: who / that
物を示す手がかり
The printer ___ was installed yesterday is broken.
答え: which / that
所有を示す手がかり
The client ___ contract was renewed called today.
答え: whose
後ろに主語があるとき
The report ___ we submitted was approved.
答え: that / 何も入れない
まず、説明されている語を見つける
関係詞の説明ブロックは、説明したい語のすぐ後ろに置かれます。
The employee who speaks French will attend the meeting.
who speaks French は employee を説明しています。
The equipment that was delivered yesterday is still in storage.
that was delivered yesterday は equipment を説明しています。
The client whose contract was renewed sent a thank-you note.
whose contract は client と contract のつながりを示しています。
Who / Which / That / Whose の見分け方
空欄の前にある語と、空欄の後ろの形が重要な手がかりになります。
who: 人を説明する — the manager who approved the plan, the employee who speaks French
which: 物を説明する — the software which was updated, the building which was renovated
that: カンマのない制限用法では、人にも物にも使える — the report that we submitted, the employee that handled the request
whose: 所有・つながりを示す — the client whose contract was renewed, the company whose products were recalled
必要な説明か、追加情報か
カンマなしの制限用法では、後ろの説明が名詞の範囲を限定するために必要な情報になります。
The employee who speaks French will attend the meeting.
どの employee かを示しています。
I bought a phone that has excellent battery life.
どんな phone かを示しています。
カンマで囲まれた非制限用法では、すでに特定できる人・物に追加情報を加えます。
Mr. Takeda, who has worked here for 20 years, is retiring next month.
Mr. Takeda はすでに特定されています。カンマ部分は追加情報です。
The building, which was constructed in 1985, is still in use today.
カンマ部分は建物についての追加情報です。
確認ポイント: カンマの有無を見て、「どれを指すか決める説明」か「追加情報」かを確認する。
後ろに主語があるかを見る
迷ったら、説明ブロックの中にすでに主語があるかを見ます。
The woman who leads the project is away today.
who が leads の動作をしています。
The report that we submitted was approved.
we submitted the report の形です。we がすでにあります。
この違いを見ると、空欄の後ろに何が続いているかを使って、答えを絞れます。
つなぎ語が消えることもある
関係詞が説明ブロックの中で目的語の役割をするカンマなしの制限用法では、関係詞を省略できることがあります。
The equipment we ordered has arrived.
The equipment that we ordered has arrived. と同じ意味です。
The candidate we interviewed was impressive.
The candidate who we interviewed was impressive. と同じ意味です。
確認ポイント: 空欄の後ろにすでに主語があり、関係詞が目的語の役割をする制限用法なら、省略できる場合があります。
ビジネス文の例
The applicant who submitted the form early will be contacted first.
ここでは applicant を説明する関係詞として who が使われています。カンマのない制限用法では that も使えます。
The software that was installed last week has improved processing speed.
ここでは software を説明する関係詞として that が使われています。カンマのない制限用法では which も使えます。
The supplier whose proposal was accepted will visit our office next Monday.
proposal が supplier に関係しているので whose が自然です。
The invoice we received yesterday has already been processed.
we received the invoice の形です。つなぎ語は省略されています。
クイックTOEICチェック
選択肢の中から、文法的に適切な答えを選びましょう。先に、説明されている語を見つけます。
関係詞で避けたい判断
who / which / that / whose を「なんとなく自然そう」で選ばず、空欄の前にある語と空欄の後ろの形を判断材料にします。
避けたい考え方: この語がなんとなく自然に聞こえる。
よりよい考え方: 何を説明しているか。説明ブロックの中で何が足りないか。
時間を測って解くときの確認ポイント
時間を測って解くときは、全文を左から順番に訳す前に、まず説明されている語と関係詞の説明ブロックを確認します。
確認手順としては、まず説明されている語を見つけます。その後ろの説明ブロックを、その語に加わる情報として整理します。
MTCの判断ツール: 人なら who を確認し、カンマのない制限用法では that も候補になります。物なら which / that、所有・つながりなら whose を確認します。後ろにすでに主語がある場合は、関係詞が目的語の役割かどうかを確認し、制限用法なら省略の可能性も確認します。
最後の確認
TOEICの関係詞問題は、who / which / that / whose を暗記するだけの問題ではありません。何を説明しているかを見る問題です。
軸を見つける
どの人・物・会社が説明されていますか。
役割を見る
その語は動作をしているか、動作を受けているか、所有・つながりを示しているか。
カンマを見る
カンマなしの制限用法では、名詞の範囲を限定するために必要な情報を加えます。カンマありの非制限用法では、すでに特定できる名詞に追加情報を加えます。
速く処理する
全文を訳す前に、説明されている語を見つけます。
TOEIC Part 5では、説明されている語と後ろの形を確認して、who / which / that / whose のどれが合うか、または目的格の関係詞を省略できるかを判断します。
同じ迷い方が繰り返されるとき
複数の問題や練習で、関係詞の説明ブロックで同じ迷い方が繰り返される場合は、単語知識だけでなく判断手順も見直します。1問だけで Learning Block を決めません。
Learning Block診断では、Speed Trap、Over Thinker、Translator、Memoriser、Passive Listener などの傾向を確認できます。複数の問題や練習で、同じ傾向が繰り返し見られるかを確認してから次の練習を選びます。
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