
TOEIC初心者が最初にやるべき3つのこと
「TOEIC、そろそろ勉強しないと…」と思って調べ始めると、参考書、単語帳、アプリ、YouTube、公式問題集など、選択肢が一気に出てきます。最初に迷うのは自然です。大切なのは、教材を増やす前に、自分がどこで止まりやすいかを少しずつ見える形にすることです。
TOEICの形式そのものがまだ分からない場合は、先にTOEICテストの基本を確認してから、この3ステップに進んでも構いません。
最初の落とし穴は「考えること」ではなく、動けなくなること
「まだ単語を知らないから、まず単語帳を全部やらないと」「文法を全部復習してから問題を解いた方がいい」「どの教材が一番いいのか決められない」と考えること自体は問題ではありません。
ただし、情報収集や教材比較のために実際の練習に進めない傾向が、複数回の学習で繰り返し見られるなら、MTCではその傾向を Over Thinker というLearning Blockの手がかりとして扱うことがあります。
Learning Blockは1問や1日の様子だけで決めません。 同じ止まり方が複数の問題や学習セッションで繰り返し見られるかを確認してから、次の練習を選ぶために使います。
知識を増やしながら「時間内に使えるか」も見る
単語や文法の知識は必要です。ただしTOEICでは、知っていることを時間内に使えるかも重要です。初心者でも、知識を増やすのと並行して「どこで止まるか」「どこで迷うか」を記録できます。
MTCでは、こうした判断の傾向を早い段階で見える形にするコーチングの考え方を ALT(Accelerated Learning for TOEIC) と呼んでいます。ALTはTOEIC公式の学習法ではなく、一定のスコア上昇や期間を保証するものでもありません。
最初にやるべき3つのこと
いきなり長い模試だけに頼らず、Part別・問題タイプ別に短く試して、どこで止まるかを確認します。
聞こえなかった、読めなかった、迷った、時間を使いすぎた場所を短く残します。
正解しても、なぜ選んだかを短く説明できるか確認します。
Step 1:問題タイプ別に短く試す
最初から長時間の模試を解く方法もありますが、MTCの初心者スタートでは、まず短いセットで、どこで止まり、どこで迷うかを確認します。目的は「何点だったか」より、判断が止まる場所や迷い方を見つけることです。
写真と音を結びつける時に、見えている事実を確認できるか。
質問や発言の意図をつかみ、自然な応答を選べるか。
全部を訳す前に、空欄の前後から判断の手がかりを見つけられるか。
Step 2:自分の聞こえ方・読み方を記録する
リスニングで「聞こえなかった」と感じる時、原因は音だけとは限りません。前の情報を処理しているうちに次を聞き逃した、選択肢を考えすぎた、知らない語で止まった、ということもあります。
Readingでも同じです。「意味は何となく分かるのに選べない」「選択肢を見ると迷う」「最後まで読んで時間が足りなくなる」など、止まり方には種類があります。
最初は長い分析表は不要です。知らなかった / 聞き逃した / 読み違えた / 迷った / 時間を使いすぎた のように短く分けるだけで十分です。
Step 3:解けた問題の根拠を一言で言う
正解できた問題でも、「なぜその答えを選んだか」を説明できないことがあります。MTCのスタート手順では、正解・不正解だけで終わらせず、判断の理由を短く残します。
- 前後の言葉がヒントになった
- 質問が理由を聞いていた
- 選択肢の形が文に合っていた
- 前の内容と逆のことを示す言葉が必要だった
長い説明は不要です。一言で根拠を残せれば、次に同じタイプを解く時に判断を再現できるか確認しやすくなります。
Beginner Start Check
このページで紹介したMTCのスタート手順を確認してみましょう。
よくある質問
Q. 最初は単語帳から始めるべきですか?
A. 単語学習は必要です。ただし、単語帳だけを終えるまで他の練習を止める必要はありません。短い問題を試しながら、実際に不足している語も確認できます。
Q. 文法を全部復習してから問題を解いた方がいいですか?
A. 全部終わるまで待つ必要はありません。短い問題を試しながら、今よく止まるポイントを優先して復習できます。
Q. 公式問題集から始めてもいいですか?
A. 使って構いません。初心者の最初の確認では、長時間の模試だけでなく、短いセットに分けて、どこで止まるかを記録する方法も使えます。
Q. アプリやYouTubeは使うべきですか?
A. 補助として使えます。何を直すために使うのかを決めておくと、教材を増やすこと自体が目的になるのを避けやすくなります。
最初の目標は「完璧な計画」ではなく、現在地を見つけること
短い問題を試して、止まった場所を記録し、答えの根拠を一言で残す。この3つから始めれば、次に何を練習するかを具体的にしやすくなります。