✏️ TOEIC英文法:形容詞と副詞の違いを攻略しよう
TOEIC Part 5では、「形容詞と副詞の使い分け」が頻出トピックです。ルール自体はシンプルですが、TOEICは見た目が似た選択肢を使って、受験者の早とちりを誘ってきます。
例えば、「quick / quickly / quicker / quickest」の中から1つを選ぶとき、あなたは何を基準に選びますか?
🔹 形容詞と副詞の基本ルール
形容詞:名詞を修飾します。
例:a quick response(素早い反応)副詞:動詞、形容詞、または他の副詞を修飾します。
例:respond quickly(素早く対応する)
🔸 TOEICに出る5大トラップ
①【語形ミス】名詞か動詞かを見抜け
✅ “He is a quick learner.”(形容詞)
✅ “He learns quickly.”(副詞)
❌ “He works efficient.” → ✅ “He works efficiently.”
❌ “She speaks fluent English.” → ✅ “She speaks English fluently.”
見た目が似ている単語を入れ替えて、品詞ミスを誘うのがTOEICの定番パターンです。
②【紛らわしい-ly語】実は形容詞!
friendly / costly / lively は 形容詞 です。副詞ではありません。
❌ “He spoke friendly.”
✅ “He spoke in a friendly manner.”hard(一生懸命に)と hardly(ほとんど〜ない)は意味が正反対です。
✅ “She works hard.”
✅ “She hardly works.” ← ほとんど働かないlate(遅く)と lately(最近)もよく間違われます。
✅ “He arrived late.”
✅ “I haven’t seen him lately.”
③【連結動詞ルール】be動詞の後ろは形容詞
be / seem / look / feel / appear などの後ろに 副詞 を使うのは間違いです。
❌ “The meeting seems successfully.”
✅ “The meeting seems successful.”
❌ “She felt angrily.”
✅ “She felt angry.”
④【ダブル修飾】語順・形に注意
✅ “It was a very successful campaign.”
✅ “The team responded extremely quickly.”
副詞が形容詞を修飾し、形容詞が名詞を修飾するという構造です。
TOEICでは “extreme quick” や “extreme quickly” のような不自然な選択肢が出されます。
⑤【比較級・最上級トラップ】
✅ “This method is more effective than the old one.”
✅ “She responded most effectively.”
❌ “more better” や “more faster” は文法的に誤りです。
比較しているのか?最高レベルを表しているのか?それとも形容詞の単純な使い方か?を見極めましょう。
🎯 TOEIC文法問題の解き方ステップ
Step 1:空欄が何を修飾しているか確認
名詞 → 形容詞
動詞・形容詞・副詞 → 副詞
Step 2:be動詞やseemの後か?
→ 形容詞を選ぶ
Step 3:“more”や“most”が見えたら?
→ 比較・最上級に注意して、不要な-erや-lyを選ばない
Step 4:選択肢に-lyが多いときは?
→ 1つ1つの意味を確認。「-ly=副詞」ではない!
TOEICでは、受験者が「なんとなく」で答えるのを待っているかのような選択肢が並びます。
でも、どの語がどの語を修飾しているのかを見抜ければ、正解率は一気に上がります。