📘「They sent the email」は正しい?
TOEICで出る“受け身”のワナに気をつけよう
💭 よくある悩み
英語を勉強していてよく出てくる文:
They sent the email.(彼らがメールを送った)
この文、自分で言う時や、会話では問題ありません。
でもTOEICでは、これが不正解になることがあります。
なぜでしょうか?
理由はカンタン。
「誰がしたか」は重要じゃないことが多いから。
そして、それがTOEICの「ひっかけポイント」になっています。
⚠️ TOEICは「誰がやったか」を隠す
次のような文を見たことありませんか?
The documents ___ to the manager yesterday.
(書類は昨日マネージャーに__されました。)
選択肢はこんな感じ:
(A) send
(B) were sent
(C) has send
(D) sending
一見すると「send」が正解に見えます。
でも、よく見てください。誰が送ったか書いていません。
この時点で、TOEICはあなたに**「受け身」を選ばせようとしている**のです。
✅ 正解は:(B) were sent
👀 カギは「主語」にあり
このようなTOEICの文では、主語が自分で動けるものかをチェックするのがポイントです。
たとえば:
✅ The team sent the email.
→ チームがメールを送る。動作主がいる=OK。✅ The email was sent.
→ メールは送られた。誰が送ったかは不明。けどOK。❌ The email sent.
→ メールが自分で送った?ダメ。
TOEICはこのパターンを使って、「ちゃんと読んでるか?」をテストしてきます。
🏢 なぜTOEICではこのパターンが多いのか?
ビジネス英語では、「誰がやったか」よりも
**「何が終わったか」「何が行われたか」**の方が重要です。
たとえば、会社の報告メールでは:
“The order was shipped.”(注文は発送されました)
“The file was updated.”(ファイルは更新されました)
など、「結果」がメインになります。
TOEICはこういう文を使って、あなたがビジネスの英文を理解できるかを見ています。
🔧 一生使えるチェックポイント
TOEICでよく出る文のはじまりは、こんな感じです:
The email ___
The report ___
The documents ___
The file ___
この時に、自分にこう問いましょう:
この主語は、自分でこの動作ができる?
それとも、誰かに“された”?
→ もし「された」なら、受け身を使うのが正解です。
🎯 最後に覚えておくべき一言
「誰がやったか」書いてないときは、受け身の形をチェック!
✅ TOEICに出るパターンまとめ
🟥 よく出る主語:
the email
the documents
the report
the application
🟡 合図になる言葉:
by 〜(〜によって)
to 〜(〜に)
before 〜(〜の前に)
🟢 よく使われる正しい形:
was sent
were approved
has been completed
TOEICは、「誰がやったか」よりも「ちゃんと読んでるか」をテストしてきます。
それに気づけるかどうかが、スコアの分かれ道です。