Japanese man studying with a tablet and workbook during a train commute
TOEIC Reading 文法・指示語

It was approved」は正しい?

it / they / this / that の意味だけを覚えても、文中で何を指しているかが曖昧なら判断できません。まず、指示語がどの名詞・人・物・前の内容を受けているのかを確認します。

確認の軸: 「何を指すか」→「一つか複数か」→「人か物か、前の状況全体か」→「主語・目的語など文中での役割」の順に見ると整理しやすくなります。

まず「指している相手」を探す

指示語や代名詞の判断では、近くにある単語だけでなく、前の文や節まで戻って指示対象を探します。候補が複数ある場合は、数・意味・文中での役割を使って絞ります。

1つの物

The final report was submitted on Friday. It was approved on Monday.

It は the final report を受けています。

複数の物

The report and the presentation were submitted. They were approved on Monday.

They は2つの提出物をまとめて受けています。

it が使えるかは「単数」だけでは決まらない

it は単数の物・内容を受けることがありますが、前に単数名詞が2つあり、どちらを指すのか決められない文では、それだけで明確とは言えません。

曖昧になりやすい形: The report and the presentation were submitted. It was approved on Monday.

このままでは it が report と presentation のどちらを指すのか文だけでは決まりません。1つだけを指すなら、その名詞を繰り返すなどして明確にできます。

なお、It is important to review the file. のような形式主語・非指示的な it は、前の名詞を指す it とは別の使い方です。

they は「複数だけ」と覚えない

このページの練習では、they が複数の書類や複数の人を受ける例を扱います。ただし現代英語では、性別が不明・特定されていない一人の人などを受ける単数の they もあります。そのため、they = 必ず複数 という一律ルールにはしません。

このページでの判断: 明示された名詞の数と、後ろの動詞の形、文脈上の指示対象を合わせて確認します。

this / that は前の状況全体を指すことがある

this や that は、1つの名詞だけでなく、前の節・文・状況全体を受けることがあります。

The shipment was delayed by customs. This caused problems for the warehouse team.

ここで This は shipment という名詞だけではなく、「税関で配送が遅れた」という前の状況を受けています。

クイックチェック

英語版のクリア済みMTC-RES-0072と同じ6つの判断パターンを、日本語フィードバック付きのローカル自己チェックにしています。答えは選択するまで表示されません。

1. The final report was submitted on Friday. ___ was approved on Monday.
2. The report and the presentation were submitted on Friday. ___ were approved on Monday.
3. The marketing team members finished the proposal yesterday. ___ will present it to the client tomorrow.
4. The invoice arrived yesterday. ___ was sent to accounting immediately.
5. The invoices arrived yesterday. ___ were sent to accounting immediately.
6. The shipment was delayed unexpectedly. ___ caused problems for the warehouse team.

判断するときの順番

1. 指示対象を探す

直前の名詞だけでなく、前の節・文まで確認します。

2. 数を確認する

明示された対象が1つか複数か、動詞の形も合わせて見ます。

3. 人・物・状況を確認する

he / she、物を受ける it、状況全体を受ける this / that など、文脈上の役割を確認します。

4. 文中の役割を確認する

主語なら they、目的語なら them のように格も確認します。

一度のミスだけで学習傾向を決めず、複数の問題や練習で同じ傾向が繰り返し見られるかを確認してください。

次の練習

Grammar Drillsでは、Part 5の文法問題を幅広く練習できます。このページと同じテーマの専用ドリルがあるという意味ではありません。

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