
なぜ「He Runs Quick」は間違いなのか ― TOEICで狙われるQuickとQuickly
標準的な英語では、quick は主に形容詞、quickly は副詞として使われます。このタイプの Part 5 問題では、空欄が名詞や連結動詞で結ばれた主語を説明するのか、それとも動作を説明するのかを確認します。
He runs quick. のような形は、くだけた話し言葉で使われることがあります。一方、標準的な書き言葉で runs という動作の進み方を表すときは、quickly を使い、He runs quickly. とします。
基本の確認: quick は名詞や、連結動詞で結ばれた主語を説明します。quickly は動作や変化の進み方を説明します。
判断ポイント
Quick = 形容詞
人・物・対応・判断などの名詞を説明したり、連結動詞の後ろで主語の状態や特徴を説明したりします。
例: a quick reply / the reply was quick
Quickly = 副詞
動作がどのように行われたか、または変化がどのように進んだかを説明します。
例: reply quickly / prices changed quickly
「速い」という意味だけで選ばない
quick と quickly はどちらも速さに関係します。そのため、意味だけではなく、空欄が文中で何を説明しているかを確認します。
The customer service team gave a quick response to the complaint.
手がかり: response は名詞です。その名詞を説明するため、形容詞の quick を使います。
The customer service team responded quickly to the complaint.
手がかり: responded は動作です。どのように対応したかを説明するため、副詞の quickly を使います。
The manager made a quick decision after reviewing the proposal.
手がかり: decision という名詞を説明しています。
The manager decided quickly after reviewing the proposal.
手がかり: decided という動作の進み方を説明しています。
連結動詞の後ろでは quick を使うことがある
quick は名詞の前だけでなく、be、seem、become、remain などの連結動詞の後ろで、主語の状態や特徴を説明することがあります。
The response was quick.
判断: was が quick を主語の response に結び付けています。
The recovery seemed quick.
判断: seemed の後ろで、形容詞が主語の recovery を説明しています。
The market recovered quickly.
判断: recovered という変化の進み方を説明するため quickly を使います。
空欄前後の手がかりを確認する
形容詞が必要になる形
a ___ response
the ___ inspection
the service was ___
the change seemed ___
副詞が必要になる形
responded ___
completed the inspection ___
solved the problem ___
changed ___
確認順:名詞、連結動詞、動作動詞のどれが手がかりになるかを確認し、その後で語形を選びます。
very だけでは判断できない
very は very quick と very quickly の両方で使えるため、それだけでは答えを決められません。
It was a very quick meeting.
判断: quick が名詞の meeting を説明しています。
The team responded very quickly.
判断: quickly が動作の responded を説明しています。
クイックチェック
文が必要としている語形を選んでください。これは点数テストではなく、空欄が文中で果たす役割を確認するためのチェックです。
避けたい判断と、よりよい判断
避けたい考え方
「速さを表す文なので、自然に聞こえる方を選ぶ」
よりよい考え方
「空欄は名詞や主語を説明するのか、それとも動作を説明するのかを確認する」
時間制限があるときの確認
時間制限があるときも、意味だけでなく、空欄の前後にある語と文中で必要な役割を確認します。名詞や連結動詞で結ばれた主語を説明するなら quick、動作や変化の進み方を説明するなら quickly、という順番で確認します。
一度のミスだけで学習傾向を決めず、複数の問題や練習で同じ傾向が繰り返し見られるかを確認してください。
次の練習
Grammar Drillsでは、Part 5の文法問題を幅広く練習できます。このページと同じテーマの専用ドリルがあるという意味ではありません。