
「He Work」はなぜ間違い?TOEICで気づきにくい文法ミス
このページでは、Part 5 型の文法問題で必要になる主語と動詞の一致を整理します。動詞のすぐ近くにある名詞ではなく、文の主語を確認して動詞の形を選ぶのが基本です。
長い文法用語を覚えることよりも、主語の中心になる語と、文中で必要な動詞の形を対応させることに集中します。
1. He works:現在形では主語と動詞を対応させる
現在形の肯定文で、主語が he / she / it などの三人称単数なら、一般動詞は通常 -s / -es の形になります。
❌ He work at the bank.
主語 He は三人称単数なので、現在形の一般動詞は works になります。
2. 動詞の近くの名詞ではなく、文の主語を見る
of ... などの句が主語と動詞の間に入っても、動詞はその句の中の名詞ではなく、文の主語に一致します。
文の主語の中心は manager です。departments は of の後ろにある補足情報なので、動詞は単数の manager に合わせます。
3. Everyone / Each などは単数の動詞を取る
everyone, each, someone, nobody などが主語になる場合、標準的な文法では単数の動詞を使います。
主語は Everyone なので、has が必要です。
4. Neither / Either は文の形を確認する
neither / either が主語の中心になる文では、正式な書き言葉では単数動詞を取るのが基本です。neither ... nor / either ... or のような別の構造では、動詞の一致をその構造に合わせて判断します。
この例では Neither が主語なので、正式な単数一致では seems になります。
5. 前置詞句の中の名詞に引っ張られない
主語の後ろに前置詞句が続くときも、動詞は文の主語に合わせます。
主語は performance です。of the dancers は主語を説明する句なので、was が必要です。
6. 会社名・組織名は文脈で扱いを確認する
会社や組織を一つの組織体として表す文では、単数動詞を使うことがあります。一方で、英語の種類や文脈によって組織を構成員の集まりとして複数扱いすることもあるため、組織名の見た目だけで単数・複数を固定しないことが大切です。
この例では ABC Technologies を一つの会社として扱っているため、is が選ばれています。
7. Which of the following:1つを選ぶ文か確認する
which そのものを「いつも単数」と覚えるのは安全ではありません。次の例のように、候補から1つを選ぶ質問では、単数の対象を尋ねる形として describes が使われます。
この例は「どの1つの選択肢が方針を説明しているか」を尋ねる形なので、describes が必要です。
解くときの順番
- 文の主語を特定する
- 主語と動詞の間にある of 句・前置詞句・修飾情報を分けて読む
- 主語が単数か複数かを確認する
- 現在形・be 動詞など、文中で必要な動詞の形を選ぶ
追加確認
Answer: are
主語 results は複数です。
Answer: has
主語 Each は単数として扱います。
最後の確認
このタイプの Part 5 問題では、動詞の直前にある語だけを見るのではなく、文の主語と動詞の関係を確認します。主語が長く見える場合も、中心になる語を先に特定すると判断しやすくなります。
一度のミスだけで学習傾向を決めず、複数の問題や練習で、同じ傾向が繰り返し見られるかを確認してください。
次の練習
Grammar Drillsでは、Part 5 型の文法判断を練習できます。専用の主語・動詞一致ドリルがあるという意味ではありません。