「He Work」はなぜ間違い?TOEICで気づきにくい文法ミス
TOEICでは、パッと見で答えが分かる問題もありますが、よく見ないと間違える「落とし穴」もあります。その代表が、「主語と動詞が合っていない」パターン。
難しい文法用語は覚えなくてOK。TOEICでよく出るミスと、正しい見分け方をわかりやすく解説します。
1. 「He works」は正しい。でも油断すると間違える。
まずは基本から。
✅ He works at the bank.(正しい)
❌ He work at the bank.(間違い)
He」は単数だから、動詞に -s が必要です。これは知っている人が多いです。でも、TOEICでは文章が長くなったり、動詞が離れていたりして見落としやすくなります。
2. TOEICの罠:本当の主語が遠くにある
例文:
The manager of the new departments (A) are currently working on the schedule.→ 正解は (B) is
主語は「departments」ではなく、「manager」です。単数なので「is」が正解。
✅ The manager of the new departments is...
❌ The manager of the new departments are...
🧠 ポイント:「of ~」のようなフレーズは無視して、本当の主語を見つけましょう。
3. 「Everyone」「Each」は単数扱い
例文:
Everyone in the team (A) have different ideas.→ 正解は (B) has
「Everyone」は見た目は複数っぽいけど、単数扱いです。
✅ Everyone has...
❌ Everyone have...
🧠 「Everyone」「Each」「Someone」「Nobody」などもすべて単数。
4. 「Neither」「Either」も単数です
例文:
Neither of the solutions (A) seem to work.→ 正解は (B) seems
「Neither」も単数なので「seems」が正解。
✅ Neither seems...
5. 前置詞の中の名詞に惑わされない
例文:
The performance of the dancers (A) were impressive.→ 正解は (B) was
主語は「performance」(単数)。「of the dancers」は関係ありません。
✅ The performance was...
6. 会社名や部署名は「1つのもの」として扱う
例文:
ABC Technologies (A) are expanding overseas.→ 正解は (B) is
企業名は複数形に見えても、単数扱いです。
✅ ABC Technologies is expanding...
7. 「Which of the following~」も要注意
例文:
Which of the following options (A) describe the policy?→ 正解は (B) describes
「Which」は単数なので、動詞も単数に。
✅ Which describes the policy?
練習のコツ:まず主語を見つけること
TOEICでは、わざと主語を遠ざけたり、複雑な言い回しで惑わせてきます。でも、やるべきことはシンプルです。
👉 主語を先に見つける
👉 間の情報は一旦無視する
👉 主語が単数なら動詞に「s」/複数なら「sなし」
クイック練習
Q: The results of the experiment _____ conclusive.
✅ A) are
❌ B) is
主語は「results」→複数 → 正解は「are」
Q: Each of the candidates _____ a different strength.
✅ A) has
❌ B) have
「Each」は単数 → 正解は「has」
こうした見えにくい文法ミスを見抜ければ、TOEIC Part 5の正答率がグッと上がります。
👉 続きは主語と動詞の一致に関するFAQでチェック!