TOEICで“If it will rain”が間違いな理由
日常会話ではよく聞く英語。意味も通じる。
でもTOEICでは×。その代表が if文(ifから始まる文)です。
たとえば:
❌ If it will rain, we will cancel the event.
✅ If it rains, we will cancel the event.
意味はどちらも「雨なら中止」ということ。
でもTOEICでは上の文は不正解。
どこがダメなの?
TOEICでは「意味が通じるか」ではなく、
「正しい形になっているか」を見ています。
ifの後に「will」を使うのは、英語としてはカジュアルすぎるか、不自然。
TOEICではビジネス英語やフォーマルな書き方を求めるので、
❌ If it will rain, we will cancel
ではなく、
✅ If it rains, we will cancel
のように、ifの後は現在形を使うのが基本になります。
“if” という言葉自体が「起こるかもしれない未来」の意味を持っているので、わざわざ “will” をつけなくてもよいという考え方です。
よく出るもうひとつのミス
こんな言い方も、よく聞くし意味もわかるけど、TOEICではバツになります:
❌ If I would have known, I would have helped.
✅ If I had known, I would have helped.
“would have + 過去分詞” を両方に使うと、TOEICでは間違い扱い。
正解は “If I had known” です。
これは面接や報告メールなど、フォーマルな場面でよく使われるパターン。
だからTOEICでも頻出です。
TOEICは「意味」より「形」
TOEICが見ているのは、
✅「それっぽく聞こえる英語」
ではなく
✅「文の形が正しいかどうか」。
特に if文は、日常英語とTOEIC英語の差が出やすいポイントです。
TOEIC風の例題に挑戦
Q1
If the flight ___ late, we’ll reschedule the meeting.
(A) will be
(B) is
(C) would be
(D) had been
✅ 正解:B
→ “If” の後なので “is” を使います。“will be” は使いません。
Q2
If I ___ your number, I would have called.
(A) would have known
(B) had known
(C) know
(D) will know
✅ 正解:B
→ “If I had known” がTOEICでの正しい形です。
最後のポイント
TOEICでif文を見たら、こう考えよう:
📌「意味が通じるか」ではなく「形が合ってるか?」
📌 ifの後に“will”や“would”がある → 要注意!
📌 文の前半と後半のバランスをチェック
✅ If it rains, we will cancel.
❌ If it will rain, we will cancel.