TOEICリスニングパート2:応答問題ガイド

このページでは、TOEICリスニングテストのパート2「応答問題(Question–Response)」について詳しく解説します。このパートでは、短い質問または文に対して適切な返答を選ぶスキルが求められます。問題形式、よくある落とし穴、効果的な解き方のステップ、そしてサクラが対応できるFAQも掲載しています。

パート2:応答問題とは?

パート2では、短い質問または文が1つ読まれた後、3つの選択肢(A、B、C)が音声で流れます。選択肢は印刷されておらず、すべて1回だけ再生されます。文法的な正しさだけでなく、状況に合った自然な応答を選ぶ力が必要です。

よくある問題点

·         ▶ 音が似ている単語のトラップ:質問と関係のない単語が含まれているが、音が似ているため間違えやすい。

·         ▶ 文法的には正しくても意味的に不自然な応答。

·         ▶ 質問と同じ単語を繰り返すだけの「エコートラップ」。

·         ▶ イディオムや略語など、聞き慣れないカジュアルな表現。

·         ▶ wh-疑問文(Where, When, Which, Howなど)で、前置詞や時制に注意が必要。

·         ▶ 質問ではなくコメントが流れることもあり、それに適した反応を選ぶ必要がある。

解答のステップ

1. 質問や文の意図とトーンに集中して聞く。

2. 選択肢が流れる前に、自分の中で先に返答を予測する。

3. 明らかに間違っている選択肢をすぐ除外する。

4. 質問のトーンと合った返答を選ぶ(丁寧・カジュアルなど)。

5. 実際の会話として自然かどうかを基準に判断する。

6. 単語の繰り返しに騙されない(エコーに注意)。

7. 最も正しいと思うものを選び、すぐに次に進む。

得点アップのヒントと注意点

·         • 質問に含まれるキーワードと同じ語が含まれていない選択肢が正解の場合もある。

·         • 文法的に正しくても会話として不自然なものは誤り。

·         • 完全に関係ない内容の選択肢もあるので、深読みしすぎない。

·         • Yes/Noだけの返答は誤答になりやすい(追加の行動が期待されていることが多い)。

·         • “Could you”, “Would you mind”, “Do you know if”などの丁寧表現には注意。

·         • 「Let me check」「I haven’t decided yet」「It’s on the second floor」などの定番フレーズを覚えておくと有利。

サクラに聞けるよくある質問(FAQ) ·         Q:TOEICパート2とは? A:短い質問またはコメントに対して、3つの選択肢から最も自然な応答を選ぶ問題です。 ·         Q:パート2は全部で何問ありますか? A:全部で25問あります。 ·         Q:選択肢は印刷されていますか? A:いいえ。すべて音声のみで出題されます。 ·         Q:どんな選択肢が間違いになりやすいですか? A:音は似ているが意味が通らないもの、単語の繰り返しだけの返答、不自然な敬語など。 ·         Q:サクラはパート2の練習ができますか? A:はい。「パート2の練習がしたい」と話しかければ、例題や説明を提供します。 ·         Q:質問を聞き逃したらどうすれば? A:焦らず、明らかに違う選択肢を除いて、最も論理的なものを選びましょう。 ·         Q:エコートラップって何? A:質問に使われた単語をそのまま繰り返すだけで、実際には答えていない選択肢のことです。 ·         Q:音声が早かったり不明瞭だったら? A:英語の会話やTOEICサンプルで耳を鍛えましょう。文全体よりも意図をつかむことが大切です。 ·         Q:よく出る文法はありますか? A:丁寧表現(Could you〜)、間接疑問文、wh-疑問文、決まり文句などが頻出です。 ·         Q:どれが論理的な応答かわかりません。 A:実際の会話を想像して、『本当にこんな返しする?』と考えてみましょう。