TOEIC Listening Part 3

TOEIC Part 3 会話問題:会話の流れをコントロールする聞き方

Part 3は、2人または3人の会話を聞き、各会話について3つの設問に答える問題です。合計39問あり、会話は一度だけ放送され、印刷されません。

会話をすべて覚えるのではなく、話し手の役割、会話の目的、途中の変化、次の行動など、設問に必要な情報を整理しながら聞きます。

MTCでは、このページの判断手順をALT(Accelerated Learning for TOEIC)の考え方に沿って整理します。ALTは、学習中の判断を明確にするためのMTCのコーチング枠組みです。

Part 3で確認する軸:誰が話しているか、何について話しているか、何が変わったか、次に何をするかを追いながら、設問に必要な情報を拾います。

Woman writing in a notebook beside a laptop and study papers at night

2人と3人の会話で確認すること

2人の会話

誰が質問し、誰が説明しているかを整理しながら、問題・依頼・決定の流れを追います。

3人の会話

発言の少ない話し手にも注意します。短い一言が、役割・変更・次の行動に関する手掛かりになることがあります。

Part 3で内容が頭に残りにくいときに確認すること

単語を聞き取れていても、設問に必要な情報を整理できず迷うことがあります。その場合は、次のポイントを確認します。

会話の場面が見えない

職場、店、駅、電話、予約など、どのような場面かを整理しないまま細部を追っていないか確認します。

話し手の役割が分からない

客と店員、同僚、上司と部下など、誰がどの立場で話しているかを取り違えていないか確認します。

途中の変化を聞き逃す

予定変更、問題、代案、新しい担当など、会話の流れが変わる情報を聞き逃していないか確認します。

一つの細部にこだわりすぎる

聞き逃した一語にこだわり続けて、その後の会話を聞き逃したり、次の手掛かりを見失ったりしていないか確認します。

「全部聞く」より会話の軸を追う

すべての単語に同じ注意を向けるのではなく、設問に関係する会話の軸を追います。

避けたい考え方:聞こえた単語を全部覚えようとする。

よりよい考え方:誰が、何について話し、何が変わり、次に何をするのかを追う。

判断の基準:細かい単語だけではなく、会話の目的と流れを確認します。話の方向が見えると、各設問で探す情報を整理しやすくなります。

会話マップで情報を整理する

会話を聞きながら、次の4点を頭の中で簡単に整理します。すべてを書き取る必要はありません。

1. 場面

どこで、どのような状況の会話か。

2. 役割

誰が質問し、説明し、決定し、行動するのか。

3. 変化

問題、変更、代案、追加条件など、何が動いたのか。

4. 次の行動

会話の結果として、誰が次に何をするのか。

音声前に確認すること

音声が始まる前に確認できる範囲で、設問と選択肢を見て「何を聞く問題か」を先に整理します。全文を日本語に訳す必要はありません。

主題・目的

何について話しているか、なぜ会話しているかを聞く問題か確認します。

詳細

時間、場所、理由、金額、商品、担当者などの具体情報を聞く問題か確認します。

意図・次の行動

発言の意図や、誰が次に何をするかを聞く問題か確認します。

図表との関連づけ

スケジュール、地図、表、案内など、印刷情報と音声を結びつける問題か確認します。

Part 3の解き方

  1. 設問を先に確認する。
    細かく訳すのではなく、主題・詳細・意図・次の行動・図表など、何を聞く問題かを確認します。
  2. 最初のやり取りで場面をつかむ。
    場所、関係性、会話の目的につながる情報を整理します。
  3. 話し手の役割を整理する。
    誰が困っているのか、誰が説明しているのか、誰が次に動くのかを追います。
  4. 変化や行動を示す表現に注意する。
    予定変更、代案、依頼、決定などは、答えの手掛かりになることがあります。
  5. 設問ごとに根拠を確認する。
    聞こえた単語だけで選ばず、会話のどの情報が答えの根拠になるかを確認します。

一部を聞き逃したときの立て直し

一語や一文を聞き逃しても、その部分を頭の中で再現しようとして次の発言まで聞き逃さないことが大切です。

  • 今話している人と役割に戻る。
  • 変更、提案、依頼、次の行動を示す情報を探す。
  • 先に確認した設問の焦点に戻る。
  • 分からなかった細部を引きずって考え続けない。

Part 3で注意したい選択肢

キーワードだけが一致する

会話中の単語が入っていても、設問への答えとして意味が合うとは限りません。

話し手を取り違える

内容は近くても、別の人がする行動や別の人の意見なら答えにならないことがあります。

変更前の情報を選ぶ

前半の予定が後半で変更された場合は、会話の最終的な状況を確認します。

これからの行動を完了済みと考える

「対応します」「確認します」のような発言は、これから行うことを示している場合があります。

最後の一文だけで決める

答えの根拠は会話の途中に出ることもあります。最後に聞こえたかどうかではなく、設問に合う意味かどうかで判断します。

図表問題の聞き方

Part 3には、会話で聞いた情報と、問題用紙に印刷された図や表などを関連づけて答える設問があります。

  1. 図表の種類を見る。
    スケジュール、料金表、地図、リストなど、何を示す図表かを確認します。
  2. 選択肢や項目の違いを見る。
    時間、場所、商品名、番号、担当者など、どこが違うかを確認します。
  3. 音声で条件を聞く。
    変更、希望、制限、追加条件など、図表のどの情報を使うか決める手掛かりを探します。

図表問題の注意:図表だけ、または音声だけで決めず、両方の情報が一致するかを確認します。

Learning Blockとして確認する場合

Learning Blockは1問のミスだけで決めるものではありません。複数の似たPart 3の練習で同じ傾向が続く場合に、次に見直す練習を選ぶための手掛かりとして確認します。

Passive Listener

音声は聞こえていても、場面・役割・会話の意図を整理せずに選ぶ傾向が、複数の似た練習で続く場合に確認します。

Over Thinker

一つの細部を考え続けて、その後の会話の流れを追いにくくなる傾向が続く場合に確認します。

Translator

日本語に訳している間に、次の発言や会話の変化を聞き逃す傾向が続く場合に確認します。

Speed Trap

聞こえた単語だけを手掛かりにすぐ選び、後半の変更や設問の焦点を確認しない傾向が続く場合に確認します。

練習方法

Part 3の復習では、繰り返し聞くだけでなく、どこで判断を誤ったかを分類すると、次に見直すポイントを整理しやすくなります。

  • 場面をつかめなかった。
  • 話し手の役割を取り違えた。
  • 会話の目的や設問の焦点をつかめなかった。
  • 会話の途中の変更を聞き逃した。
  • 次の行動を確認できなかった。
  • 図表と音声を結びつけられなかった。
  • 聞き逃した一部を考え続けて、その後の情報を逃した。

復習の基準:正解した問題も、「どの発言や情報が答えの根拠だったか」を確認します。根拠を説明できるかを見ると、判断手順を復習しやすくなります。

ミニQ&A

Q. 会話が長く感じて集中が切れます。
全部を覚えようとせず、場面、役割、変化、次の行動という会話マップに戻ります。

Q. 設問を先に見る時間が足りません。
全文を訳すのではなく、何を聞く問題かだけを確認します。主題、詳細、意図、次の行動、図表など、設問の焦点だけ先に確認します。

Q. 誰が何を言っているのか混乱します。
名前だけで覚えようとせず、客、店員、同僚、担当者、上司など、会話内の役割で整理します。

最後に

Part 3では、会話を聞きながら、話し手の役割、目的、途中の変化、次の行動、図表とのつながりを整理します。

同じタイプの迷いや聞き逃しが複数の似た練習で続く場合は、正解数だけでなく、どの情報を取り損ねたのか、どこで判断が止まったのかも見直します。

Part 3の復習を次の練習につなげる

Part 3で繰り返しているミスを整理したら、MTCのリスニングトレーニングで復習方法を確認できます。同じ傾向が複数の似た練習で続く場合は、Learning Block診断で繰り返し見られる判断パターンも確認できます。

続けて読む

Part 3の会話マップと復習方法を整理したら、関連するリスニング練習、他のパート、テスト当日の準備も確認できます。