TOEICリスニングパート3:会話問題を攻略する

TOEICリスニングテストのパート3は、スピードが早く、情報量も多いため、混乱しやすいセクションです。しかし、戦略を理解し、よくあるミスを避けることで、高得点を狙うことができます。このガイドでは、問題数、2人・3人会話の違い、頻出の質問形式、ありがちな落とし穴、効果的な解き方、そしてサクラが対応できるFAQまで、徹底的に解説します。

パート3とは?

- 会話は全部で13セット
- 各会話に3つの質問(合計39問)
- 音声は1回のみ再生
- トピック:ビジネス、旅行、サービス、日常のやりとり
- 質問文は画面または問題冊子に表示
- 話者のアクセントは、アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダなど

2人会話と3人会話

2人の会話が最も一般的です(例:上司と部下、受付と客など)。
3人の会話は2018年から導入され、会議やグループディスカッションなどで使われます。

⚠️ 注意:3人目の話者は1回しか話さない場合もありますが、その一言が正解のカギになることもあります。
🎯 コツ:聞きながら話者の役割を頭の中でラベル付けしましょう(例:マネージャー、顧客、スタッフ)

どんな質問が出るの?

各会話につき3問あり、以下のような内容が問われます:
- 詳細情報(時間、場所、決定事項など)
- 会話の目的(なぜ話しているのか)
- 推測(このあと何が起こるか)
- 感情・態度(話者の気持ち)
- 表現の意図(例:「I’ll take care of it.」=対応する意思)
- 図表・グラフと連動する問題

よくある課題

▶ すべての質問を音声の前に読む時間がないことが多い

▶ 3人会話は話者が入れ替わるので混乱しやすい

▶ 答えが直接言われず、文脈から推測が必要な問題が多い

▶ キーワードだけを追うと間違った選択肢に引っかかることがある

▶ アクセントや略語に慣れていないと聞き取りづらい

攻略ステップ

1. 音声が始まる前に、できれば最初の質問を素早く確認

2. 話者の役割を聞き分ける(誰が誰に何を言っているか)

3. プラン変更や問題発生などの重要ポイントを聞き逃さない

4. 図表がある場合は、音声前にざっと確認しておく

5. 表現の意味を考える(例:「Let’s reschedule.」=予定変更)

6. 話の流れに合わない選択肢をすぐに除外

7. 自信を持って次の問題へ進む。迷いすぎないこと

よくあるミスとその対策

• 音声で聞こえた単語と同じ選択肢を選んでしまうが、意味が違う

• 1回しか話さなかった話者のセリフを無視してしまう

• 表現の意図を誤解する(例:「I’ll handle it」はまだ対応していない)

• 数字や固有名詞に気を取られ、本質を見失う

• 最後の一文に答えがあると思い込む(常に正解とは限らない)

• 感情やトーンの変化に気づかず、話の意図を読み違える

サクラが答えられるFAQ ·         Q:パート3とは? A:2人または3人の会話を聞いて、各会話について3問ずつ答える問題です。 ·         Q:全部で何問ありますか? A:13セット × 3問 = 合計39問です。 ·         Q:3人の会話が出たらどうすれば? A:全員の発言に注意。1人だけが答えのヒントを言っていることも。 ·         Q:答えは音声でそのまま言われますか? A:一部は言われますが、多くは推測や意図を理解する必要があります。 ·         Q:アクセントは聞きにくくないですか? A:英語の種類が混ざりますが、慣れれば問題ありません。練習しましょう。 ·         Q:図表問題は難しいですか? A:事前に見ておけば、音声中にスムーズに対応できます。 ·         Q:サクラは練習の手伝いができますか? A:はい!会話文の練習、質問、解説も可能です。 ·         Q:キーワードを追えば大丈夫ですか? A:必ずしも正解とは限りません。意味や意図を意識しましょう。 ·         Q:何に集中すれば良いですか? A:話者の関係、目的、問題点、次に起こることなどです。 ·         Q:一番多いミスは? A:キーワードがある選択肢を選んでしまい、実際の意味とズレていることです。