✅ TOEIC頻出トラップ:Both / Either / Neither の使い分け

🪑「どちらの席でもいいですよ」と言われて、両方座った彼。なぜ怒られたのか?

TOEIC当日、朝7時43分。太郎と愛子は早めに会場に到着。
受付の人がやさしく言います。「どちらの席でも大丈夫です。

太郎は笑顔で…なんと両方の椅子にまたがって座ってしまいました。

愛子はため息。
「またやったね、太郎。」

これはちょっとした笑い話。でも、TOEICでは本気でこういう“勘違い”を狙ってきます。

この感覚、今ここで直しましょう。

🧠 このトラップが狙うポイント

TOEICが見ているのは「文法知識」だけではありません。
本当に試されているのは、時間がない中での瞬時の判断力

この問題では:

  • 選択肢は2つだけ。でも見た目が簡単そう。

  • つい「なんとなく」で選ぶとミス。

  • 瞬間的に「どれが正しいか」判断できるかがカギ。

💡 意味と使い方を整理

🔹 Both(両方)

👉 2つのものが「両方とも」当てはまる
🗣「Both Ken and Hiroshi passed the test.(ケンもヒロシも合格した)」

✅ 動詞は 複数形:「Both answers are correct.」
❌「Both answers is correct.」は間違い

🔹 Either(どちらか)

👉 2つのうちの「どちらか一方
🗣「You can take either the train or the bus.(電車かバス、どちらかに乗れます)」

✅ 動詞は 単数形:「Either option is fine.」
❌「Either option are fine.」はNG

🔹 Neither(どちらも〜ない)

👉 2つのうちの「どちらも該当しない(0)
🗣「Neither answer was correct.(どちらの答えも正しくなかった)」

✅ 単数動詞:「Neither choice is good.」
❌「Neither choice are good.」は誤り

🔥 TOEIC風 実践問題

以下の問題は実際のTOEICに近い形式で出題しています。
英語の選択肢を見て、直感で正解を選びましょう。

❓Q1: Which sentence is correct?

A. Both of the reports was finished yesterday.

B. Either of the reports are good.

C. Neither of the reports is good.

D. Both of the reports were finished yesterday.

正解:D

“Both” は複数扱い → “were” が正解。
Aは “was” で文法ミス。Bは “are” → “Either” には “is” が正しい。Cは文法OKだが意味に注意。

❓Q2: You may choose _____ the soup or the salad — not both.

A. both

B. neither

C. either

D. all

正解:C

「either A or B」=2つのうち1つを選ぶ丁寧な表現。“Both” は両方なので不適切。 “All” は3つ以上の時に使う。

❓Q3: I asked two people for help. _____ of them knew the answer.

A. Both

B. Neither

C. Either

D. None

正解:B

“Neither” = どちらも違う(=正解なし)。“None” は3人以上の時。

❓Q4: TOEICでは「2つとも違う(どちらも選ばない)」を表すのにどれを使う?

A. Not both

B. Not any

C. Neither

D. None

正解:C

“Neither” = 2つのうち両方NG。これがTOEICで好まれる表現です。

🔁 まとめ:使い分けのカギ

  • Both = 2つともOK(✔️✔️)

  • Either = どちらか1つOK(✔️❌)

  • Neither = どちらもダメ(❌❌)

🏋️‍♀️ 感覚を鍛えるコツ(コーチングメモ)

  • 音読で覚える
     👉 “I’ll take both.” / “Either is fine.” / “Neither works.”

  • イメージで覚える
     👉 “Both = 両手に持つ”
     👉 “Either = 片手で選ぶ”
     👉 “Neither = 両方の手を引っ込める”

TOEICは「知識」だけでなく、「瞬間の判断力」を見ています。
今ここで、この感覚をモノにしましょう。

FAQ 🇯🇵 — TOEICトラップ:Both / Either / Neither Q: BothとEitherの違いは何ですか? A: Bothは2つとも、Eitherは2つのうちどちらか1つです。 Q: EitherとNeitherの使い分けは? A: Eitherはどちらか1つ、Neitherはどちらも該当しない時に使います。 Q: Eitherは単数扱いですか? A: はい、Eitherは基本的に単数扱いになります。 Q: Neitherは否定の意味ですか? A: はい、Neitherは2つとも該当しない=否定の意味になります。 Q: Both of them isは正しいですか? A: いいえ、正しくは「Both of them are」です。複数扱いです。 Q: NeitherとNoneの違いは何ですか? A: Neitherは2つに使い、Noneは3つ以上に使います。 Q: Bothの使い方の例を教えてください。 A: 例:Both the manager and the client agreed.(マネージャーと顧客の両方が同意した) Q: TOEICでよくある間違いは? A: EitherやNeitherに複数動詞を使ってしまうミスです。正しくは単数動詞です。 Q: Either of them areは正しい? A: いいえ、「Either of them is」が正しい表現です。 Q: Neitherはnorとセットでしか使えませんか? A: いいえ、単独でも使えます。例:Neither idea worked. Q: TOEICでの落とし穴は何ですか? A: どれも簡単そうに見えるので、文法的な一致(単数・複数)を間違いやすい点です。 Q: Bothの正しい構文は? A: 「Both A and B」という形で使います。「or」は使いません。 Q: Neither are goodとNeither is good、正しいのは? A: 「Neither is good」が正解です。単数扱いだからです。 Q: Eitherの反対語は何ですか? A: Neitherです。Either=どちらか、Neither=どちらでもない。 Q: 3つ以上の選択肢にEitherを使えますか? A: いいえ、Eitherは2つにだけ使えます。3つ以上には「any」を使います。 Q: 丁寧な提案に使えるのはどれ? A: 「Either」が適しています。例:「You may choose either option.」 Q: TOEICでBoth / Either / Neitherをどう見分ける? A: 選択肢が2つか、1つだけ選ぶのか、全く選ばないのかで判断します。 Q: Both / Either / Neitherのあとには“of”が必要? A: 場合によります。例えば「Both work here.」のように“of”なしでも使えます。 Q: EitherとNeitherの見分け方のコツは? A: Eitherは「1つOK」、Neitherは「全部ダメ」と覚えましょう。 Q: TOEIC Part5で出るときのポイントは? A: 単数・複数動詞の一致を正確に判断できるかがカギです。