TOEIC語彙が使えるようになる習慣:自分だけの英英辞書を作る方法

TOEICの語彙力を伸ばすには、何をすればいいのでしょうか。

新しい単語アプリを入れる。

単語帳をもう1冊買う。

1000語リストを暗記する。

そう考える人は多いと思います。

もちろん、単語帳やアプリが悪いわけではありません。

でも、TOEICで高いスコアを取る人の中には、もっと地味で、もっと深い方法を続けている人がいます。

それが、自分だけの英英辞書を作ることです。

自分だけの英英辞書とは何か

ここで言う英英辞書は、市販の大きな辞書ではありません。

自分のノートに、新しく出会った単語や表現を書き、自分で英語の説明と例文を作る小さな辞書です。

やることはシンプルです。

  • 練習問題や記事で出会った単語を書く

  • 日本語訳だけで終わらせない

  • 簡単な英語で意味を書く

  • 自分の生活や仕事に関係する例文を作る

  • 後で何度も見直す

これは、ただ単語を写すだけの作業ではありません。

単語を使える記憶に変えるための練習です。

日本語訳だけでは、思い出す力が弱くなる

多くのTOEIC受験者は、単語を次のように覚えます。

hesitate = ためらう

これは悪い方法ではありません。

意味を確認するためには役立ちます。

でも、これだけだと、テスト中にその単語をすぐに使えるとは限りません。

TOEICでは、単語を見た瞬間に、意味、文脈、使われ方を素早く判断する必要があります。

そこで、自分の英英辞書では、たとえば次のように書きます。

hesitate = to stop for a moment before doing something because you are not sure

そして、自分の例文を作ります。

I hesitated before applying for the test.

完璧な英文である必要はありません。

大切なのは、自分が理解できる英語で、単語の意味をつかむことです。

丸暗記ブロックを避けるために

TOEIC語彙で伸び悩む人の中には、丸暗記ブロックに入っている人がいます。

単語と日本語訳をセットで覚える。

赤シートで隠して確認する。

覚えたつもりになる。

でも、少し時間が経つと忘れる。

本番では、どこかで見た単語なのに意味が出てこない。

この状態は、努力不足ではありません。

覚え方が、テスト中の反応につながっていないだけです。

自分だけの英英辞書を作ると、単語をただ保存するのではなく、意味を処理する練習になります。

英語を日本語に置き換えるだけでなく、英語のまま意味をつかむ練習になります。

作り方は3ステップで十分

難しく考える必要はありません。

1日5分でも始められます。

① 新しく出会った単語を選ぶ

すべての単語を入れる必要はありません。

自分が何度も忘れる単語。

TOEICでよく見かける単語。

仕事や生活でも使えそうな単語。

まずは、そのような単語を選びます。

単語を増やしすぎると、復習が続きにくくなります。

最初は少なくて構いません。

② 簡単な英語で意味を書く

難しい辞書の説明をそのまま写す必要はありません。

むしろ、自分が分かる簡単な英語で書くことが大切です。

たとえば、negotiate なら、次のように書けます。

negotiate = to talk with someone to reach an agreement

これだけで十分です。

目的は、きれいな定義を作ることではありません。

その単語を見た時に、自分の頭の中で意味が動くようにすることです。

③ 自分の例文を作る

最後に、自分の例文を作ります。

The manager negotiated with the supplier.

このように、TOEICに出そうなビジネス場面にしてもいいです。

または、自分の生活や仕事に近い文でも構いません。

自分と関係のある例文にすると、記憶に残りやすくなります。

復習しない単語は、すぐに消えていく

自分だけの英英辞書は、作って終わりではありません。

大切なのは復習です。

単語をノートに書いた直後は、覚えた気がします。

でも、見直さなければ、すぐに薄れていきます。

おすすめは、短い間隔で何度か見直すことです。

  • その日のうちに1回見る

  • 翌日か翌々日にもう一度見る

  • 3日後に確認する

  • 1週間後にもう一度確認する

このように間隔を空けて復習すると、単語が残りやすくなります。

読むだけでも構いません。

定義を隠して思い出してもいいです。

例文だけを見て単語を思い出す練習もできます。

ここで大切なのは、思い出す練習を入れることです。

新しい単語を、知っている単語とつなげる

単語は、一つずつ孤立して覚えるよりも、つながりで覚える方が使いやすくなります。

新しい単語をノートに入れる時は、次の質問をしてみてください。

  • 似ている単語はあるか

  • 反対の意味の単語はあるか

  • 一緒によく使われる単語はあるか

  • TOEICのどんな場面で出そうか

たとえば、negotiate なら、次のようにつなげられます。

  • agreement(合意・協定)

  • contract(契約・契約書)

  • supplier(サプライヤー・供給業者)

  • price(価格・価格交渉)

  • terms(条件・契約条項)

こうすると、negotiate だけを覚えるのではなく、ビジネス場面の語彙ネットワークが作られます。

TOEICでは、このつながりがとても役に立ちます。

なぜ手書きが役に立つのか

キーボードで入力する方が速いかもしれません。

でも、手で書くと、単語を見る時間が少し長くなります。

意味を考える時間も生まれます。

例文を作る時にも、ただコピーするより頭を使います。

この「少し面倒な時間」が、記憶には役立ちます。

もちろん、デジタルノートでも構いません。

大切なのは、単語をただ保存することではありません。

自分で意味を考え、自分の言葉で使うことです。

英英辞書は、翻訳を減らす練習にもなる

TOEICでは、すべてを日本語に訳していると時間が足りなくなります。

特にリーディングでは、単語を見るたびに日本語訳を探していると、読む流れが止まります。

自分だけの英英辞書を作ると、少しずつ英語を英語のまま理解する練習になります。

これは、翻訳者ブロックを弱める助けにもなります。

最初から難しい英語で説明する必要はありません。

短くて簡単な英語で十分です。

大切なのは、日本語訳だけに頼らないことです。

語彙力は、数ではなく使える形で増やす

TOEIC語彙は、たくさん覚えればよいというものではありません。

本番で見た時に、意味がすぐに分かる。

文の中でどう使われているか分かる。

似た選択肢と区別できる。

必要な時に思い出せる。

この状態を作ることが大切です。

自分だけの英英辞書は、そのための小さな習慣です。

必要なのは、ノートとペン、そして1日5分ほどの静かな時間です。

単語を書き、自分の言葉で説明し、自分の例文を作る。

そして、短い間隔で見直す。

これを続けることで、語彙はただの暗記リストではなく、TOEICで使える力に変わっていきます。

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