TOEICは話せないと無理?「鍵のかかった扉」の誤解を外すALT式戦略
「TOEICを受けた方がいいのは分かっている。でも、英語を話せないから無理だと思う。」
そう感じて、受験そのものを後回しにしている人は少なくありません。
目の前にTOEICという大きな扉がある。
でも、その扉には鍵がかかっていて、自分には開けられない。
そんな感覚です。
でも、多くの場合、その扉は本当に閉まっているわけではありません。
ただ、目の前の扉に対して違う鍵を使おうとしているだけです。
「話せないから無理」と思ってしまう理由
多くのTOEIC受験者は、英語力を「話せるかどうか」で判断してしまいます。
英語で自然に会話できない。
発音に自信がない。
言いたいことがすぐに出てこない。
だから、自分はTOEICもできないはずだと思ってしまいます。
でも、ここで一度分けて考える必要があります。
日本で多く使われているTOEIC Listening & Readingは、話すテストではありません。
マイクの前で話す必要はありません。
面接官と会話する必要もありません。
発音の良さを評価されるわけでもありません。
求められるのは、聞くこと、読むこと、そして限られた時間の中で答えを選ぶことです。
TOEIC L&Rで本当に見られている力
TOEIC L&Rで大切なのは、英語を完璧に話せることではありません。
むしろ、次のような力が必要です。
音声の中から答えにつながる情報を拾う力
メールや案内文を素早く読む力
文法や語彙のパターンを見分ける力
迷った時に選択肢を整理する力
時間内に判断する力
これは、会話力とは少し違う力です。
もちろん、話す練習が英語全体に役立つことはあります。
でも、TOEIC L&Rのスコアを上げるために、最初から流暢に話せる必要はありません。
問題は「英語力不足」ではなく、練習の方向かもしれない
「話せないからTOEICができない」と思っている人の中には、実は翻訳者ブロックに入っている人がいます。
聞いた英語をすべて日本語に直してから考える。
読んだ英文を一文ずつ訳してから答える。
分からない単語があると、そこで止まってしまう。
この練習を続けると、知識は増えても、テスト中の反応は遅くなります。
TOEICでは、すべてを訳すよりも、答えに必要な情報を見つける力が必要です。
つまり、英語を「話せる人」になる前に、まずはTOEIC形式で判断できる受験者になることが大切です。
正しい鍵は「流暢さ」ではなく「処理力」
My TOEIC CoachのALTでは、TOEICを知識だけのテストとして見ません。
TOEICは、情報処理と判断のテストです。
そのため、練習では次の点を意識します。
① すべてを日本語に訳そうとしない
リスニングでは、全部を日本語に変える必要はありません。
話し手の目的、場所、次の行動、数字、時間、問題の焦点を聞き取ることが重要です。
② テスト形式に合わせて練習する
ゆっくり読めば分かる英文でも、制限時間があると急に難しくなります。
TOEIC対策では、形式、順番、時間配分に慣れることも練習の一部です。
③ 誤答を消す手順を身につける
正解がすぐに見えない時でも、明らかに違う選択肢を外せることがあります。
これは会話力ではなく、訓練で身につくテスト判断力です。
扉は最初から閉まっていない
「英語を話せないからTOEICは無理」
この思い込みがあると、受験前から自分で扉を閉めてしまいます。
でも、TOEIC L&Rで必要なのは、流暢な会話力だけではありません。
聞く目的を持つこと
読む順番を知ること
訳しすぎずに判断すること
時間の中で答えを選ぶこと
このような練習を積み重ねれば、TOEICの見え方は変わります。
必要なのは、別人のように英語が話せるようになることではありません。
まずは、正しい鍵を使うことです。
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