⏳ TOEICリーディング、なぜ毎回時間が足りなくなるのか?

最後まで解き切るための「時間配分」の戦略

Part 7に入ったとき、時計を見る。

「…え、あと25分しかない?」

焦る。急ぐ。読まずにマークする。
気づけば、最後の10問はほぼ感覚で塗り絵状態。

もしこれに心当たりがあるなら、まず伝えたいのはこれです:

あなたの読み方が遅いんじゃない。
「時間の使い方」を誰からも教わってないだけ。

🧠 TOEICリーディングは「全部を同じ速さで解く」ものじゃない

TOEICのリーディングセクションは75分。
でも、「1問ずつ丁寧に最後までやればいい」と思っていると、必ず時間が足りなくなります。

実際はパートごとに“スピード感”が全く違います。

  • Part 5(短文穴埋め):直感でサクサク進むべき

  • Part 6(長文穴埋め):流れをつかんでテンポよく

  • Part 7(読解問題):取捨選択と“時間感覚”がカギ

問題を解く力よりも、どこにどれだけ時間をかけるかが、点数を左右します。

🚦 信号メソッド:時間管理の「目印」をつくろう

私たちが指導でよく使うのが、「信号機」で時間を分けて考える方法です。
時間に追われるのではなく、「今どの段階か」を自分で判断できるようになります。

🟢 グリーンゾーン(0〜30分):「止まらず進む時間」

  • 0〜15分:Part 5 → 一問5〜10秒で、直感でテンポよく

  • 15〜30分:Part 6 → 読みすぎ注意。文の流れを見て選ぶ

👉30分を過ぎてもまだPart 6を解いていたら、イエローに突入してます。要注意。

🟡 イエローゾーン(30〜60分):「時間意識モード」

ここからPart 7。焦らず、でも時計は見ながら進みます。

  • まずはシングルパッセージから(短くて解きやすい)

  • 長いor難しそうな問題は**「一旦スキップ」も戦略**

  • 「全部読もう」とせず、「点が取れる問題からやる」

🔴 レッドゾーン(60〜75分):「迷わず行け、ラストスパート」

ここではもう、深く考えるよりも「前に進む」が大事。

  • マークしてない問題を埋める

  • 解き直しや見直しはしない

  • 時間をかけても点が上がらない問題には執着しない

👉この時間帯は、「迷っているヒマはない時間」です。

🧪 「英語」じゃなく「時間の使い方」を練習しよう

多くの人がやってしまうミス:

✅ 問題演習ばかりで、時間管理の練習をしていないこと。

  • 練習中もストップウォッチでタイミングを測る

  • グリーン/イエロー/レッドの目安で区切って解く

  • どの部分で時間を使いすぎるかを分析する

時間感覚はスキルです。練習すれば身につきます。

💬 最後に:遅いんじゃない。戦略を知らなかっただけ。

「Part 7で時間切れ」は、あなたの実力のせいじゃありません。

それは、TOEICが“戦略ゲー”であることを、誰も教えてくれなかっただけ。

すべてを完璧に解く必要はありません。
限られた時間で、取りきれる点を最大化する。

それが本当に「賢いやり方」です。

次からは、地図を持って試験に向かいましょう。


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