地図を待っている限り、チーズには辿り着けない
あなたが欲しいものは、すぐそこにあるかもしれない。
もしかしたら、もうひとつ角を曲がった先かもしれない。
長い廊下の突き当たりかもしれない。
左に曲がった先、あるいはもう少し遠くかもしれない。
問題は——
あなたは、その最初の一歩を踏み出せるか? ということだ。
ほとんどの人は踏み出さない。
スペンサー・ジョンソンのベストセラー『チーズはどこへ消えた?』にもある通り、
みんな“チーズ”は欲しい。
でも“チーズまでの地図”も欲しがる。
そして、それが人を止める。
GPS依存時代の迷路 —— 進まない理由を探すな
今の時代、多くの人は“地図”どころじゃない。
GPSを手渡されるのを待っている。
ゴールのピン位置
今どこを走っているか
目的地までのルート案内
途中にある全ての障害物が事前にマークされること
それが用意されてから動こうとしている。
でも、TOEICも人生も、そんなガイドは存在しない。
TOEICは「予定調和」じゃなく、「その場対応力」を見る試験だ。
“完璧な道筋”を待っている限り、あなたは永遠にスタートラインに立ったままだ。
学校教育は「止まるクセ」を植え付けた
「正しいやり方」を教わってから動け。
「間違えないこと」が正義。
「準備不足なら行動するな。」
そう教えられてきた。
でもTOEICは、そんな考えを全く評価しない。
評価されるのは、
瞬時に決断できるか
予想外の状況でも動けるか
失敗しても修正しながら前に進めるか
丸暗記や模試の繰り返しは安心感をくれる。
でもそれは「止まっているのに動いている気になる」だけの幻想だ。
動く者が勝つ
成功する人間は、完璧なプランを待たない。
迷路に踏み込む。
壁にぶつかる。
修正する。
それを繰り返す。
長く準備した者が勝つわけじゃない。
“準備が整っていなくても動けた人”が勝つ。
7日間迷路チャレンジ —— 完璧より行動を優先しろ
次の7日間でやることはシンプルだ。
あなたが今まで「効果がわからない」と避けていた学習法に挑戦する(ミス解剖ドリル、ゼロ秒思考ドリル など)。
1日10分、それだけ“行動”に時間を使う。
ポイントは成功することじゃない。
「動かないクセ」を壊すことだ。
迷路に入らなければ、迷路の進み方は絶対に身につかない。
覚えておけ —— チーズの方からは来ない
人生もTOEICも地図は存在しない。
GPSナビゲーションなんて誰も渡してくれない。
確実なルートを待っている間に、他の奴らは進んでいる。
動いて、迷って、修正し続ける者だけがゴールに辿り着く。
誰もお前に地図なんかくれない。
動き出すしか道はない。