FewerとLess:一つずつ数えるか、全体の量かで選ぶ
TOEIC Part 5では、社員、注文、ミス、時間、費用、交通量、情報などを扱う英文に、fewer と less が出てくることがあります。
どちらも「より少ない」と訳せますが、判断の軸は1つです。 一つずつ数えられるものか、ひとまとまりの量として見るものか。
すぐに見るポイント
文全体を訳す前に、空欄のすぐ後ろを見ます。そこにあるものを、一つ、二つ、三つと数えられるなら fewer。全体でどのくらいあるかを見るなら less です。
Fewer
人や、1人・1件と数えられるものに使います。fewer applicants、fewer orders、fewer complaints、fewer errors など。
Less
時間、費用、仕事量、交通量、情報などを、ひとまとまりの量として見るとき。less time、less money、less traffic など。
判断の手がかり
これがMTC式の最初の判断ポイントです。文法用語を長く考える前に、空欄の後ろにある語を見て判断します。
応募は1件、2件と数えられます。選ぶのは fewer です。
必要な時間の全体量を比べています。選ぶのは less です。
遅れは1回、2回と数えられます。選ぶのは fewer です。
使用するエネルギーの全体量を比べています。選ぶのは less です。
まず確認する場所
fewer と less は、さまざまなビジネス場面の英文に出てきます。周りの内容が長くても、まず空欄の直後を確認します。
人や注文を一つずつ数えます。選ぶのは fewer。
ミス、苦情、キャンセルを1件ずつ数えます。選ぶのは fewer。
全体でどのくらいあるかを見ます。選ぶのは less。
一つずつの個数ではなく、全体の量として見ます。選ぶのは less。
数字だけで決めない
数字があるから fewer、とは限りません。数字が何を数えているのか、何を測っているのかを見ます。
fewer than 20 employees
20という数字は社員の人数を表しています。社員は一人ずつ数えられるので fewer です。
less than 20 minutes
20分は、ひとまとまりの時間の長さを表しています。だから less です。
注文を1件ずつ数えています。
全体の金額を表しています。
距離の長さを表しています。
時間を測って解くときも、数字そのものに反応せず、何を数える数字か、何を測る数字かを確認します。
TOEICクイックチェック
先に選んでください。その後で理由を確認します。使うチェックは1つです。一つずつ数えるか、全体の量か。
1. The revised form resulted in ___ application errors.
2. The online system requires ___ time to process each request.
3. The support centre received ___ complaints after the update.
4. The renovated office uses ___ electricity than the previous building.
避けたい選び方
時間を測って解くと、単語の見た目や数字だけで選んでしまうことがあります。文が一つずつ数えるものを示しているのか、time、money、distance、traffic、information のような全体の量を示しているのかを確認します。
避けたい考え方
数字があるから fewer、または見慣れている方を感覚で選ぶ。
よりよい考え方
空欄の後ろを見て、一つずつ数えるのか、全体量を測るのかで選ぶ。
時間を測った練習で迷う場合
復習では分かるのに、時間を測った練習で迷う場合は、単語の意味だけでなく判断の手順も確認します。
練習では同じ確認手順を使います。空欄の後ろを見る。数えるか測るかを決める。選ぶ。
同じ「量の判断」を広げる
fewer と less の判断は、few、a few、little、a little の違いと関連づけて確認できます。
繰り返すミスを診断のヒントにする
複数の問題や練習で、同じ傾向が繰り返し見られるかを確認します。繰り返し見られる場合は、単語だけでなく判断の手順も確認します。
そのうえで、Learning Block診断では Over Thinker、Translator、Passive Listener、Speed Trap、Memoriser、Burnout の6つのパターンのうち、どれに近いかを確認できます。
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